飼い主の体に後ろ足で立って勢いよく飛びついてくる愛犬!
「歓迎してくれているのかな?」とついつい頬が緩んでしまいますよね?
ですが、実は違う理由で飼い主に飛びついていることがあるんです!
ここでは、飼い主さんへの飛びつきから見る、愛犬の心理についてご紹介します!

Contents

犬はなぜ飼い主に飛びつくの?

飼い主さんが愛犬の意思を読み取ろうとした時、言葉ではお互いにコミュニケーションを取れないため、多くはボディランゲージから知ることになります!

その1つである「飛びつき」も、愛犬の気持ちを表しているわけです!

飛びつきには、愛犬の感情表現の中でも、「喜び」「興奮」を示していることがほとんどなんです!

歓迎

飼い主さんが帰宅した時や飼い主さんと離れて過ごしていて再会した時など、その喜びから飛びついてしまうことがあります!

「嬉しい!」「待ってたよ!」という喜びの感情の爆発のため、落ち着くまでに時間がかかることも!

構ってほしい

 

飼い主さんの意識が他に向いている時など、「自分に構ってよ」という要求の気持ちを飼い主に伝えたい時の手段として用いることがあります!

特に、飼い主さんに飛びついた後に盛大になでてもらったり、遊んでもらった経験があると、よりその傾向は顕著になります!

飼い主さんが手にしているものが欲しい

飼い主さんがおいしそうな匂いのするものを持っていたり、自分の大好きなおもちゃを持っている時には「ちょうだい!」という要求のために飛びついてアピールします!

「飼い主さんが持っている食べ物は取ってはいけない」という学習をしていない子の場合、「とにかく食べたい」「何が何でも欲しい」という気持ちが先に立ってしまうことが多くなります!

自分が上位の立場だと思っている

自分が飼い主さんより下位の立場であるとわかっていれば、要求のために飼い主さんの体に飛びつくという行為は基本的にはしません!

飛びつくこと自体が「自分と同等」もしくは「自分より下」とみなしている可能性があります!

怒り・攻撃

何かをされて嫌だと感じた時、自分が守りたいものから遠ざけるために、攻撃手段として用いることもあります!

また、飼い主さん家族が目の前を横切った時に、その動きから獲物だと感じて、その習性のまま捕獲行動として飛びついてしまうことも!

元々が狩猟犬や闘犬の歴史を持つ犬種の場合、その傾向が出やすくなることがあるため注意が必要です。

 

飛びつくことのデメリットとは

愛犬の飛びつきが癖になると、飼い主さん以外にもデメリットが及ぶかもしれないことを理解しなければいけません!

1. 愛犬自身の足に負担

犬は本来4足歩行で、前と後ろそれぞれに体重をかけてバランスを維持しています!

ところが、興奮のあまり前足をかけて飛びつくことで、後ろ足に愛犬の体重がめいっぱいかかることになります!

それと同時に、背骨にも大きな負担がかかってしまいます!

そうなると、膝や股関節などの骨関節疾患、椎間板ヘルニアなど、愛犬が持っている病気が悪化する可能性があるため、愛犬の健康を害してしまうことにもつながりかねません!

2. 自分の思い通りに叶うんだという学習

食べ物をもらう、飼い主さんの意識が自分に向く、飛びついて噛めば自分から離れてくれる!

飛びつきを許すことは、愛犬にとって「飛びつけば自分の要求が思い通りに叶う」と間違って学習させてしまうことにつながります!

抱っこしてほしい、嬉しいという感情表現ならまだしも、食事時に飼い主さんがゆっくり食事できなくなったり、飼い主さん家族がケガをするリスクにつながります!

3. 他人へのケガのリスク

飼い主さんに飛びつく癖を持っている子は、喜びや興奮、遊びに誘いたい時など、その間違って覚えた要求の仕方や感情表現を他人に示してしまうことがあります。

そうなると、特に体格が大きい犬種では、相手を転ばせてしまったり、犬が苦手な人にとっては愛犬が恐怖の対象になってしまいます!

時に大ケガにつながる可能性もゼロではなく、また、飼い主さんと相手のトラブルにつながることもあります!

愛犬が飛びついてきた時の対処法

愛犬が飼い主さんに飛びつくことは、例え喜びや興奮の気持ちからであっても、今後のデメリットを考えてできるだけ行わないようにトレーニングする必要があります!

大切なのは、一旦「おすわり」をさせて落ち着いたら構ってあげる、要求を叶えてあげることを実践すること!

帰宅時や要求時に飛びついてきた時に愛犬を構うと、
「飛びついたら飼い主さんに構ってもらえた!」「欲しいものをゲットできた!」
と、自分にとって良いことが起きるため、これからも飛びつくことで要求を叶えようと学んでしまいます!

「おすわり」と飼い主さんが言えば、飛びつく前に座ることができるかどうかがポイントです。

そのためには、普段から飼い主さんからの「おすわり」などの特定の言葉で座る練習をしておくことが大切です!

初心者の私でも愛犬のしつけがカンタンにできた!

飛びつかなくても愛情表現はできる

犬にとっての感情表現は、本来は飛びつき以外でも十分に表現できるものです!

尻尾の動き耳の動き顔つきなどから、喜びの感情を読み取ることは可能でしょう!

また、何かしてほしいことがあったら、飼い主さんの傍でじっと座ってその時を待つという子もいます。

飛びつきは飼い主さんと愛犬だけでなく、時には周囲の人との関係作りに影響を及ぼすこともあります!

これを機に、トラブルなく毎日を過ごすために、愛犬が飛びつくことの意味を、もう一度考え直してみてくださいね!
 

 

 

以上、
「犬が飼い主に飛びつく理由は、嬉しいだけではないって本当?」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!

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