MIX犬の子と縁があって、里親になりたいと思う瞬間もきっとあることでしょう。
しかし、里親募集でMIX犬を迎える場合、ありがちなトラブル回避のために注意すべきポイントがいくつかあります!
愛犬として迎えるための知識をぜひ備えておきましょう!
Contents
MIX犬の里親募集はどこで探す?
チワックスやコッカプーなど、MIX犬でも名前が有名で、一定の人気を集めている子たちを「ぜひ飼いたい!」と思うこともあるでしょう!
そんなMIX犬の中にも、元の飼い主さんの事情やブリーダー崩壊などによって、新しい家庭を探している子たちがいます!
そういった子たちの新たな家を探す手段の1つが、「里親募集」です!
この里親募集に関わる情報は、
・インターネット上の掲示板や里親募集サイト
・動物保護団体
・動物病院
・知人にあてた個人的な募集
などで見つけることができます!
最近はYoutubeを活用した里親募集もありますよ!
ただし、MIX犬の里親募集に対して応募するには、いくつか起こりがちなトラブルも想定しておかなければいけません!
MIX犬の里親募集でよくあるトラブル
MIX犬の里親募集では、応募するにあたっての里親側の金銭的負担や、里親になった後の連絡頻度などの他にも、発生しがちなトラブルがあります!
あらかじめ次のような事態が起こるかもしれないと理解してから、自分自身がMIX犬の里親になれるかどうか判断してみてくださいね!
1.予想外の病気が見つかるかも
里親募集をされている子の中には、親犬が純血種同士の交配という情報だけはわかっていても、その親犬がどんな性格のわんちゃんで、どんな遺伝疾患を抱えていたかという点がわからない子もいます!
特に、劣悪な環境にいてレスキューされた子の場合、元いた環境で、遺伝的な病気があるにも関わらず親犬同士が交配され、父犬・母犬それぞれの遺伝疾患をその子が受け継いでしまっているケースもあるのです!
元の飼い主さんが個人的な事情でどうしても飼えなくなったという場合を除き、動物保護団体のレスキューなどでは、その子が生まれた背景がはっきりしないこともあるということは想定しておきましょう!
2.成長するにつれて予想外の見た目に変化するかも
MIX犬の魅力の1つに、父犬・母犬それぞれの見た目や性質を受け継ぎ、さまざまな個性が可愛いことがあげられます!
しかしその分純血種に比べれば、成長後の顔つき、毛質、体格が予想外の容貌になって、思った以上にお世話やケアが必要だったという事態にもなり得ます!
例えば、プードルを組み合わせる時には、そのくるくるとした抜け毛の少ない毛質が現れる期待も込めて組み合わされることがありますが、その毛質がうまく現れず、抜け毛や伸びる毛に合わせた毎日のブラッシングやトリミングが欠かせない子になることだってあります!
また、母犬と父犬どちらかの犬種が大きめの体格だった場合、小型犬だと思っていた子犬が、成長に合わせて徐々に予想体格よりも1回り以上がっしりと育つことも考えられるのです!
「思っていた見た目と違うんだけど…」と後で悩む可能性があるのであれば、MIX犬の里親募集への応募は難しいかもしれません!
3.性格的に難しいタイプの子かも
明るくて、フレンドリーで、穏やかで、優しいといった性格のわんちゃんを求めて親犬同士を交配させたとしても、その性質が両親からうまく引き継がれるかどうかはわかりません!
「明るくて活発、フレンドリーだけど運動量がたっぷり必要」
「勇敢で独立心あふれる番犬気質だけど飼い主さんにとても愛情深い」
といった子を組み合わせた時、もしも「体力あふれる」「独立心旺盛な」「番犬気質」の性質が将来的に強まってしまったらどうでしょうか?
里親募集でその子の背景がなかなかわかりにくい場合、愛犬のしつけにたくさんの時間を割く必要が出てくる可能性もあるという点は覚悟しておきましょう!
トラブルを防ぐための予防策とは?
里親になってMIX犬の子を迎え入れる時には、予想外のトラブルを防ぐために、次のような準備を忘れないようにしましょう!
トライアル期間を設けて
子犬でも成犬でも本格的に迎え入れる前にまず行っておきたいのは、これから一緒に暮らしていけるかどうか、お互いのギャップを埋める「お試し期間」を設けることです!
動物保護団体からなどでは、トライアル期間を必須としていることも多いでしょうが、個人的な譲渡に関わって里親になる時には、きちんと里親側から申し出てみてください。
1~2週間程度でも一緒に過ごしてみると、迎え入れられたわんちゃんも徐々に家庭環境に慣れ、「いつもの姿」を見せてくれることが多いでしょう!
● その子は一体どんな性格の子なのか
● 極端に怖がりだったり怒りん坊だったりしないか
● 抜け毛の量や行動の仕方はお家の環境に合うかどうか
をチェックして、家族の生活に馴染めそうか確認してみてくださいね!
飼育スペースは広めに確保
迎え入れるMIX犬の子が、予想以上に体格が大きくなって、ケージやサークルスペースが1回り大きいものが必要になっても大丈夫なように、愛犬が生活する予定のスペースには余裕を持っておきましょう!
また、親犬のどちらの性質が強く出るかもわかりづらいため、片方にでも活発な性質があるようであれば、遊ぶスペースや庭を準備してあげるのも良いですね!
体格が予想以上に小さくても大きくても、どちらにも戸惑わずに対応してあげられるようにしておいてください!
飼いたいMIX犬に関わる情報の収集
MIX犬の子を迎え入れる時には、
● 親犬の犬種としての性質
● 親犬自身の性格
● 迎え入れる前の子犬の頃の生活環境
といった部分がわかっていた方が、将来の性格も想像しやすいものです!
また、Youtubeやブログ、SNSを活用して、実際にMIX犬を飼っている人の意見を参考にしてみても良いですね!
病気が見つかっても慌てない準備を
親犬が遺伝的な病気を持っていたり、その犬種の性質でなりやすい病気が両親から受け継がれていると、里親になった当初はわからなくても、成長するにつれて症状として現れることがあります!
そんな時にも「どうしよう!」と焦らずに済むように、
● 連れて行く動物病院のチェック(かかりつけを作っておくのがベスト)
● 想定外の治療費用の確保
● ペット保険への加入
など、迎え入れる前から検討しておくと安心です!
また、もしも病気が現れたらその治療費用はどうするのかを、譲渡前に相手ときちんと取り決めた上で迎えてあげるとトラブル回避にもつなげられます!
そして、親犬の犬種や現在の体型から、
「胴長の子だから腰を傷めないように抱っこの仕方や段差には注意してあげよう」
「心臓病の遺伝疾患が多い犬種が片親だから将来うちの子にも起こるかも…」
と意識して心の準備をしておくことも重要です!
里親になるためには慌てず慎重に事を運んで
インターネット環境が整ってきた現在、実際にやり取りする相手やわんちゃんを見ないまま、写真の可愛さから里親になるケースもあります!
しかし、犬を迎え入れるということは、1つの命を一生守って責任を持つ必要があるということ!
トライアル期間を除き、「やっぱり里親にはなれない」と手放すことはできないのです!
また、信頼しきれていない相手から譲渡されたケースでは、ささいな不信感がどんどん大きなトラブルに発展していくこともよくあります!
MIX犬は2つの犬種の魅力を受け継いだ可愛いわんちゃんたちですが、事前に調べられること・チェックできることは確実に情報を集め、譲渡は慎重に進めましょう!
その上で、血統として遺伝的な特性が固定されていない個性豊かな魅力を感じ、「うちの子が1番!」と絆を深めていけると良いですね!
以上、
「mix犬の里親募集で気を付けておくべき点とは?トラブルにならないために」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!