春先になると、ノミダニ・フィラリアの予防をしましょう!と、動物病院から言われることが多いかと思います!
ただ、意外と知らないのがその生態!
ノミダニ・フィラリア、なぜここまで予防が重要視されるのでしょうか?
ここでは、知っておきたい基礎知識を解説していきます!
Contents
ノミについて知ろう!
ノラ猫ちゃんによく寄生しているノミ!
ノミは見つけたら大変と聞きますが、一体何が大変なのでしょうか?
ということで、これからは、ノミについて解説していきます!
ノミはどんなとこにいる?
ノミは、陽が当たらない軒下・草むらといった暗くジメジメした場所を好み生息しています!
また、ジメジメといったも、寒いよりも暖かい場所を好むことから、ノミにとっては室内は絶好の繁殖場所というわけです。
ノミの生態
実は、世界には2,000種類以上のノミがいると言われています!
ただし、犬や猫、人に寄生するほとんどは、ネコノミという種類のノミのため、私たちが実際によく見るのも、このネコノミです!
体長は1~2mm程度にも関わらず、自分の体長の約100倍~150倍もの高さまで飛ぶジャンプ力 を持っていることから、簡単に犬や猫の体に飛びついて寄生をすることができるのです!
ノミのライフサイクル
ノミは卵・幼虫(第1齢幼虫~第3齢幼虫)・さなぎ・成虫の時期を経て成長するのですが、驚くのがそのスピードです!
なんと、気温や湿度が快適な環境であれば、1ヶ月足らずで成虫になってしまうのです!
また、ノミの成虫を1匹見つけたとすると、さなぎが2匹・幼虫が7匹・卵が10個はあると言われているので、ノミがいる!と思った時点で、すでにたくさんのノミが潜んでいるとうことになります。
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引き起こす病気とは
ノミが寄生することで、以下の病気を発症することがあります!
アレルギー性皮膚炎
ノミの唾液がアレルゲンとなることで、強い痒みを伴う皮膚炎を発症します!
瓜実条虫症
ノミの体内にいる瓜実条虫を潰すことことで感染します。感染すると、下痢や体重減少といった症状を引き起こします!
ダニについて知ろう!
とても小さい体をしているのに、吸血力が強いマダニ!
マダニが媒介する病気は、時に命の危険を脅かすこともあるって知っていましたか?
ここでは、一般的に知られるマダニについて解説していきます!
マダニはどんなところにいる?
マダニは、主に草むらの中に生息し、葉の裏や茎の先などから宿主となる動物をじっと待っています。
ちなみに、熱を感知する能力を持っているので、動物の熱に反応することで寄生をするのです!
マダニの生態
吸血していない成ダニは3〜8mm程のとても小さな体をしていますが、吸血すると10倍まで膨らみます!
そのため、吸血されて気付くことがほとんどです!
マダニは、頭部を皮膚に食い込ませながら吸血するため、一度寄生するとなかなか離れずむやみやたらに取ろうとするのはとても危険と言われています!
マダニのライフサイクル
ノミ同様に繁殖力は非常に強いだけでなく、一年を通してマダニは活動をしています!
もちろん、繁殖環境が整う暖かい時期は特に注意が必要です!
なぜなら、1匹のマダニが1ヶ月に産む卵の数は、なんと2000~3000個もあるからです!
引き起こす起こす病気とは
マダニが寄生することで、以下の病気を発症することがあります!
アレルギー性皮膚炎
マダニの唾液がアレルゲンとなることで、強い痒みを伴う皮膚炎を発症します!
ダニ麻痺症
マダニの種類によっては、毒性物質をを体内に注入するものもあり、吸血されることで弛緩性麻痺を引き起こします!
バベシア症
マダニが媒介する可能性がある疾患で、貧血・発熱・黄疸・元気がなくなるといった症状が出ます!
症状が重い場合には、急死する可能性もある危険な病気です。
ライム病
マダニが媒介する可能性がある疾患で、発熱・食欲不振・関節痛・神経麻痺などの症状が出ます!
フィラリアについて知ろう!
フィラリア症は、蚊が媒介して犬の肺動脈や心臓に寄生することで、全身の血液循環や内臓にも深刻な障害を与える恐ろしい病気です!
フィラリアはどんなところにいる?
蚊は、草むらや水田など水たまりがある場所に多く生息していますが、フィラリアを持った蚊がどこにいるかは分かりません!
街中にや住宅街にいることもあるため、どこにでもいると考えていた方が良いかもしれません!
フィラリアの生態
フィラリアの成虫は、オス:体長約17cm・メス:約28cmと細長く、白っぽい素麺のような形をしています!
フィラリアが成虫となるには、フィラリアを媒介する蚊の体内でミクロフィラリアと呼ばれる感染力を持つ幼虫へ発育することが必要となります!
フィラリアのライフサイクル
蚊が吸血することで血液中に侵入するフィラリアは、幼虫の段階で犬の体内に侵入します。その後、2~3ヶ月ほどかけて発育を続け約6~7ヶ月で成虫になり、最終宿主でもある犬の肺動脈に寄生し、ミクロフィラリアを産みます!
そして、このミクロフィラリアを持った犬を蚊が刺すことで、次から次へと寄生を繰り返すのです!
引き起こす病気とは
フィラリアが寄生することで、以下の病気を発症することがあります!
慢性犬糸状虫症
疲れやい・動きたがらない・乾いた咳・かっ血・呼吸困難・腹水・ネフローゼ症候群などの症状が現れます!
大静脈症候群
突発性の虚脱・血尿・貧血・呼吸困難などの症状が現れます!
どちらの病気も命に関わる重篤な症状のため、注意が必要です!
まとめ
いかがだったでしょうか?
愛犬の命を守るためにも、ノミダニ・フィラリアの予防が大事ということが分かりましたね!
地域によって予防期間は異なりますが、基本的には6月~12月までが予防期間としているところが多いため、この時期には必ずノミダニ・フィラリアの予防をすることをおすすめします!
投薬期間をご自身で決めてしまうと、蚊のシーズンの最後に刺され、寄生してしまったフィラリアを駆除できなくなってしまい、翌年に感染が発見されるケースもあります!
そのため、蚊がいなくなる1カ月後に最後の投与を行うことが重要なのです!
もちろん、ノミダニも同様ですよ!
ノミダニ・フィラリアの予防はしっかりと行いましょう♪
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以上、
「犬のノミダニ・フィラリアについて知っておくべき基礎知識!」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!