愛犬と暮らしていて急に足を痛がる様子を見せた時には、飼い主さんもとても心配になりますよね。

足の痛みが出る原因となる病気やケガにもさまざまあり、きちんとした対処が必要です!

足が痛いと愛犬が訴えている時のサインと、いざという時の対処法を知っておきましょう!

犬の足が痛む原因は?

足が痛いと感じる原因は、大きく分けて「ケガ」「病気」の2つに分けられます!

愛犬の体に急に起こった痛みなのか、慢性的な痛みが悪化したものなのかをしっかりと判断してあげることが大切です。

1.ケガ(外傷)

● 爪折れ
● 肉球などの切り傷
● 骨折
● 捻挫、打撲

いつもは元気に走り回っているのに急に痛みを訴え始めることが多いのが、足のケガによるものです!

お散歩中だけでなく、室内での遊びの最中や、興奮して走り回った結果滑って転倒しケガをしてしまうなど、どんな場所にも危険は潜んでいます

また、足の痛みに見間違えやすいものとして、愛犬の足に通称ひっつき虫(くっつき虫)と呼ばれる植物が付着して、違和感から足をかばうような仕草を見せていることもあります!

この場合は足自体に問題があって痛いわけではないので、取り除いてあげればいつも通りの様子に戻るでしょう。

2.病気

● 膝蓋骨脱臼
● 股関節形成不全
● 股関節脱臼
● 変形性関節症
● 腫瘍(骨肉腫など)
● 椎間板ヘルニア

元々抱えていた足の違和感が、病気の悪化や1日の行動の仕方に伴って痛みとして現れやすいのが、足腰に直接影響する病気を抱えていた場合です!

小型犬に多い膝蓋骨脱臼や大型犬に多い股関節形成不全は、症状が進行することでより脱臼しやすくなったり、関節の曲げ伸ばしを支える靭帯が断裂してしまったりと、歩行異常を悪化させる原因になることも多い病気です。

また、関節の間でクッションの役割を果たしている軟骨部分が減少して、骨同士が擦れ合ってしまうと、関節炎として足の痛みを訴えることも増えていくでしょう!

関節炎や腫瘍などによる痛みは、老犬期に発生しやすい痛みでもあるので、年齢を重ねてきた愛犬の歩き方や行動の変化には、よく注意してあげる必要があります!

足が痛む時に見せる愛犬のサイン

愛犬が「足が痛い!」と飼い主さんに症状を示す時には、その多くが歩き方や行動の変化を伴います

・足をあげて歩く、スキップするように歩く、引きずって歩く(跛行)
・足が震えている
・散歩に行きたがらない、行ってもすぐに座り込んだり帰ろうとする
・足に触ると嫌がる、怒る、キャンと鳴く
・お気に入りのおもちゃを見せたり遊びに誘っても反応しない
・立ち上がりや座る時に時間がかかる

このような変化がある時には、痛みを抱えている可能性が高いでしょう!

関節炎など徐々に進行する痛みの場合は、最初は飼い主さんが気づけないことも多いものです。

眠る時間が増えたり、だんだんと以前は昇っていた坂道を嫌がるようになるなど、昔と変わったなと変化したことがあれば、痛みのチェックをしてみることも必要です!

【動物のいたみ研究会】
「犬の痛みに気づいてあげよう!慢性疼痛に関するポイントとチェックリスト」

「急性痛ペインスケール」

愛犬の足の痛みを発見した時の対処法

愛犬の足が痛そうだなと感じた時には、次のような手順に沿って対処してあげましょう!

1.足を見て触ってよく観察

元々抱えている持病などもなく、愛犬の足の痛みに思い当たる原因がないようであれば、まずは足をよく観察することから始めましょう!

痛みのサインが現れていないかどうかを確認すると同時に、
・どこを触られることを嫌がるのか
・4本足で歩けていないのであればどの足を辛そうにしているのか
・出血や腫れ、熱感はないか
なども細かく確認してみてください。

ただし、骨折を疑うような足の向きが明らかに異常であったり、足を挙げたまままったく地面に着けられない場合は、無理をして愛犬の足に触ると状況が悪化する可能性も高まるため注意が必要です!

2.自宅にいる時や散歩中の歩き方を撮影

足の痛みの原因を取り除くための診察に行く前には、自宅で愛犬の歩く様子や異常だと感じた愛犬の行動を動画で撮影しておきましょう!

動物病院での診察の時には、あまりの緊張や恐怖によって痛くないフリや痛みを忘れてしまうわんちゃんもいます。

隠せるレベルの痛みであれば重症ではない可能性もありますが、念のため自宅での様子をスマートフォンやカメラで動画撮影しておくと診断にも効果的です!

3.動物病院を受診

愛犬の足の痛みを和らげるためには、原因に合わせて獣医師の診断を元に、
・消炎鎮痛剤などの内服薬による治療
・骨折や重度の椎間板ヘルニアなどの手術治療
・一定期間の安静、入院
・痛みが和らいだ後から行う運動療法
などを組み合わせて、足の痛みを改善していきましょう!

一時的な切り傷や捻挫であれば短期間での治療も可能ですが、慢性的な病気が悪化している場合は今後の付き合い方を再考していくか、手術などの外科治療に踏み切らなければならない時もあります!

愛犬の状態に合わせてどんな治療がベストなのか、かかりつけの獣医師とよく相談してみてください。

4.飼い主さんにできる痛みのケアを行う

慢性的な足の痛みを抱えているわんちゃんに対しては、これ以上痛みが悪化しないように生活環境を整えてあげたり、手軽にできる痛みのケアを取り入れてあげることも大切です!

・滑りやすい床材をマットや滑り止めワックスなどで改善する
・足裏の毛や爪をこまめにカットして滑りにくく・歩きやすくする
・散歩ルートや室内の生活スペースから段差を排除する
・慢性的な骨関節疾患には抗炎症作用のあるサプリメントを活用する
・慢性的な痛みが強い日にはホットパックなどで温めてあげる

どれも今日からでも始められる足のケアです。

1つずつでも構わないので、自分にできることから始めてみてくださいね!

足の痛みを訴える時にはその都度原因追及を!

これまで足の痛みをよく見せることがあったわんちゃんの場合、飼い主さんは「いつもの痛みだな」とついつい様子を見てしまいがちです。

特に、慢性的な骨関節疾患を抱えている時には、動物病院でもらって予備で置いておいた痛み止めなどでやり過ごしてしまうことも少なくありません!

しかし、足が痛いと愛犬が訴える原因にはさまざまなものがあり、いつもとは違った原因が潜んでいる可能性もあることを忘れないようにしましょう!

愛犬の歩き方や仕草に違和感を感じた時には、「今なぜ愛犬が痛そうな様子を見せているのか」その都度原因を探って、治療の遅れが発生しないように注意してあげてくださいね。

 

以上、
「犬が急に足を痛がりだした!考えられる原因と対処法とは?」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!