愛犬の健康管理をする時に重要なのが、ウンチの観察です!
毎日何気なく見ているものですが、ウンチからはさまざまな情報をゲットできます。
今回は、愛犬の排便回数が多い時に注目して、対処法を考えてみましょう!
Contents
なぜウンチの回数が増えるの?
愛犬のウンチは、今その子が健康かどうかを確認するための重要な指標の1つです!
食べたものは胃を通して小腸にたどりつき、消化されて必要な栄養素が取り込まれます!
残ったものは大腸に流れ、そこで残りかすに含まれる水分が調節され、ウンチの形が作られてから外へと出て行くことになります!
ところが、
● 食べたものがうまく消化できない
● 水分調節がうまくいかずウンチの形が作れない
● 腸の炎症や傷によって腸が力を発揮できない
● 食事中の繊維質が多い
といった時には、体の中でのウンチの作り方に変化が起こり、体の外へ出る量が増えるのです!
お腹の中で消化できない量・質を持った食べ物が入ってくると、体は自分自身を守ろうと、できるだけ早く外に排出しようと動きだします!
また、栄養素として吸収しない繊維質が増えると、ウンチの量そのものがかさ増しされていきます!
こういった状態が一晩寝て治るものであったり、単に食事の内容が繊維質が多いものに変わったからというだけであれば、体へのダメージは少なくて済むことがほとんどでしょう。
しかし、原因が病気からくるものであれば、ウンチの回数をそのまま放っておくことができない場合があるのです!
排便回数以外の変化もチェック
ウンチの回数が増えると同時によく見ておきたいのは、それがどんなウンチかという形状です!
● 軟便
● 泥状便
● 水様便
● 粘膜便
● 血便
といった、ウンチの形が崩れている場合や、本来混じるべきではないものが混じっている時には、しっかりとした診察が必要になることもあります。
健康な犬であれば、ウンチはコロコロとした形で形崩れすることはありません!
また、お腹の痛みで触られるのを嫌がったり、ゴロゴロとお腹が鳴り続ける、食欲や元気が落ちているように見えるといった、排便回数の変化と同時に、複数の症状が現れるようなら要注意です!
長くウンチの形状が崩れているようであれば、何か病気が隠れていないか確認してみましょう!
ウンチの回数が増える病気
排便回数が増え、体調を崩しているのかな?と感じる時には、次のような病気を抱えている可能性もあります!
● 食物アレルギー
● 食物不耐症
● 胃腸炎
● 膵炎
● 炎症性腸疾患(IBD)
● 悪性腫瘍
食べ物のタンパク質に過剰に反応してしまうアレルギーや、犬で消化不良になる代表とも言える乳糖など、体が受けつけないものを食べた時には、なぜか治らない軟便・腹鳴を繰り返すことがあります。
また、ゴミ箱あさりなどの誤食、ウイルス・細菌感染、ストレスなどがあれば、胃腸の粘膜が傷ついて、胃腸炎によって消化吸収機能が落ちてしまいます!
他にも、胃腸以外に消化に重要な役割を果たす膵炎、免疫システムが過剰に反応し続けるIBD、消化器型の悪性腫瘍など、排便回数が増えて下痢が続く時には、こういった重大な病気が潜んでいることもあるので早期の診察をおすすめします!
愛犬の排便回数が増えた時に飼い主さんにできること
このように、ウンチの回数が増えた時には、食べ物が関わっていたり、体の中の異変によるものがほとんどです!
そのため、「いつもと違うな」と思った時には、次のような流れで対処してあげましょう!
1.ウンチをよく観察
いつもと違う時間帯に排便しただけではすぐに記録はしないかもしれませんが、ウンチの形状にも異変があった時にはよく観察してみましょう!
● 表面の色や付着物(血や粘液など)はないか
● 異物などが混じっていないか
● どんな形状か
● 匂いは変わっていないか
便の写真をカメラやスマホなどで撮影しておき、異物が混じっているようであれば、ウンチを割りばしなどで割って確認してみてください!
2.愛犬の様子はどう?
愛犬のウンチの回数が増えると同時に、複数の症状が現れている場合には、どんな時系列で症状が現れたかをチェックしておきましょう!
● 最初に起こった症状は何か?(ウンチの変化が先?他の症状が先?)
● 徐々に悪化してきた症状はないか?
こういった部分をはっきりさせておくと、獣医さんに伝えたいポイントを整理できます!
3.生活スタイルの変更はないかチェック
● いつも食べていたドッグフードの種類
● 食べなれないおやつ、人のごはん
● 生活リズム
● 家族構成(新しいペット、赤ちゃんなど)
ウンチに直結する食生活や、ストレスが大きくかかる環境面での変化など、「いつもと違うこと」がウンチの回数が変わった時期の前後でなかったかを確認しましょう!
もしも愛犬の行動に変化があったり、生活スタイルを元に戻した結果ウンチの回数が戻るようであれば、それが原因になっている可能性が高いです!
4.ウンチの異常を放っておかない
ウンチの回数が多くなっても、コロコロとした良い便が出ていて、元気いっぱいに過ごしているなら問題はないでしょう!
しかし、形が崩れかけていたり、持ち上げた時に地面にベタッと跡が残るようなウンチを繰り返すようなら、お腹の中の腸内細菌のバランスが乱れていたり、食事が体に合わず日々消化不良を起こしていたりするかもしれません!
また、繊維質が多い食事を食べると、ウンチが硬くなりすぎて、排便時に肛門が切れて痛い!と思っている犬もいます!
「元気・食欲があれば大丈夫!」と思いこまず、なぜこんなウンチになっているのかという原因を、動物病院に相談しながらしっかりと究明してみてくださいね!
ウンチの異常は緊急事態のサインかも!
いつもするウンチは、話すことができない犬にとって、外から見てわかりやすい異常でもあります!
ウンチの回数が増えると同時に、酷い下痢を1日のうちに何度もするようであれば、愛犬のお腹に大きな負担がかかっていることを示しています!
中でも、1~2日だけで終わらず数日続いたり、いったん止まっても頻繁に繰り返すなど、消化吸収機能に異常が出ている時には、体重までどんどん減ってしまうことがあります。
こういった時には、命に関わる病気によって愛犬が苦しんでいるサインかもしれません!
「治るかもしれないからもう少し様子を見ようかな…」と思わず、早めの治療をしてあげてくださいね!
以上、
「犬のウンチの回数が多い!飼い主として気を付けることとは?」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!
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