愛犬の体のお手入れの1つとして気にしておきたいのが耳の中の汚れです。

自宅で掃除している最中に耳垢の変化を感じたのであれば、もしかしたらそれは病気のサインかもしれません!

愛犬のために気をつけておきたい耳の健康について知ってみましょう!

犬の耳垢ってどんなもの?

 

人と同じく、犬の耳にも「耳垢」と呼ばれる排泄物が自然と現れ、何もしなくても外へ外へと移動し排泄する仕組みを持っています。

耳垢はただの排泄物としての役割だけでなく、抗菌性を持ち、ほこりや汚れを絡めとって鼓膜を守る役割を果たしているとも言われています!

耳垢がどれくらい出やすいのか、どんな色なのかは人と同じく犬それぞれで個体差があり、大して臭うこともないかすかな量の黄色い耳垢はむしろ正常な範囲です!

しかし、耳垢の色や量、臭いが急に変化したり、耳の皮膚に異変が生じ始めた時には、愛犬の耳にトラブルが起こっている可能性が高いと言えるでしょう!

臭いがキツイ耳垢に気づいたら

 

飼い主さんの中には、日頃から愛犬の耳掃除を定期的に行っているという人も多いのではないでしょうか?

耳掃除をしている時に、黄色く臭いがキツイ耳垢に気づいたら、次のような症状が現れていないかも併せてチェックしてみましょう!

● 耳垢の量が明らかに増えた
● 耳の中が赤く腫れている
● 愛犬が頭を振ったり首元・耳元を掻く仕草が増えた
● 耳を触られるのを嫌がるようになった

臭いがキツイだけでなく、こういった症状が同時に現れている場合は、外耳炎や酷い場合は中耳炎に進行している可能性があります!

中でも、耳垢が膿のようにドロッとした状態で現れている場合は特に注意が必要で、この場合は耳をめくっただけでは見えない奥の部分で、激しい細菌感染による化膿を示していることも!

黄色くドロッとした耳からの分泌物は「耳だれ」とも呼ばれ、愛犬の耳をめくったり、飼い主さんが耳に顔を近づけなくても強烈な臭いを感じることが多いはずです。

外耳炎・中耳炎の治療法

 

黄色く臭いがキツイ耳垢を見つけたら、自分だけで対処しようとせず、必ず動物病院を受診して治療を行いましょう

犬の耳の中は人と異なり、鼓膜までの耳道がL字型の構造をしているため、飼い主さんの目だけで奥を覗き込んだりキレイに掃除をすることはほぼ不可能です。

● 耳の中の炎症度合いの診断
● 耳の中で炎症を引き起こしている原因の特定
● 耳の奥をしっかり観察した上での徹底的な洗浄
● 耳の炎症を鎮めるための薬剤の投与
を行い、早めに症状を治めて愛犬が痒さや痛みのあまり耳を掻いて傷つけてしまうことを防がなくてはいけません!

また、耳の炎症を放っておくほど皮膚が分厚く硬くなっていくため、耳垢が外へ出て行くための隙間がなくなり、やがて耳道が塞がってしまう危険もあります!

そうなった場合は手術で耳道を切除するといった大掛かりな治療も必要になるため、いかに早く治療を開始してあげるかが重要です!

愛犬の耳を清潔に保とう!お家でできるケア方法

愛犬の耳垢の異常に早く気づいてあげるためには、普段から耳の中を観察する習慣をつけることが大切です!

その上で、耳垢が出やすい体質の犬や、垂れ耳で耳の中に湿気がこもりやすい犬種は、お家ケアを併せて行ってあげると良いですね。

耳の表面に汚れがあるかどうかを観察

 

耳掃除をどれくらいの間隔で行うかどうか判断するには、愛犬の耳を定期的にめくって見る癖をつけましょう!

通常は愛犬自身の体の機能で汚れを外に押し出し、体をブルブルと震わせたついでに一緒に飛ばされてしまうことも多いものです。

しかし、皮脂の分泌が多い
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア
・シーズー

耳毛が多い
・プードル(トイ~スタンダードまですべて)
・ミニチュア・シュナウザー

耳道が狭い
・パグ
・フレンチ・ブルドッグ

といった特徴を持つ犬種では、そもそも耳垢の量が多く自分だけでは排泄しきれなかったり、耳垢が通るスペースが足りないあまりに耳のトラブルに悩まされることも多いため、特に注意が必要です!

じめじめとした季節や水遊び・シャンプーをした後などは、垂れ耳の犬種では湿気が耳の中に残りがちで、耳の中に当たり前のようにいる菌が大量に繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあります!

表面についた汚れだけ拭き取る

愛犬の耳をめくって汚れがあれば、飼い主さんが耳掃除をして取り除いてあげましょう!

この時ポイントとなるのは、

● 綿棒ではなく化粧用のコットンなどを使い拭き取る掃除をする
● 掃除する範囲は耳をめくって見える範囲だけ
● ゴシゴシと力を込めず優しく拭き取る

ということです!

また、乾いたコットンでは皮膚を傷めやすいので、犬用イヤークリーナーで湿らせてから拭き取るようにすると耳垢も取りやすくなります。

そのままにすると耳に湿気を残してしまうので、仕上げに乾いたコットンで軽く水気を拭き取りましょう!

耳が汚れていないのに耳掃除を過剰に繰り返すと、耳道についた傷から細菌感染を引き起こし、人為的な外耳炎を発症させてしまうケースもかなりあります!

あくまで耳垢が見える時だけ行うようにし、耳道に赤みが見られた時は無理をせず動物病院で処置をしてもらいましょう!

耳は犬にとって大事な情報収集器官であり、触れることに敏感である子も多いものです。

耳掃除で痛い思いをしてしまうと、その後耳をまったく触らせてくれなくなることもあるため、お家での耳のケアはご褒美をあげながら、手早く・優しく行ってあげてください!

耳の異変に気づいたら早めに受診しよう

 

愛犬の耳に起こる臭いや耳垢の異変は、愛犬が辛い症状に悩まされ始めたサインの1つです!

掻いても掻いても解消されることのない耳の痒みや痛みは犬にとって大きなストレスを与え、普段の生活に影響を及ぼすことも多いでしょう。

中には外耳炎や中耳炎によって、元気や食欲まで失ってしまう子もいます!

これから暑くなるにつれ増えやすい愛犬の耳の異変に気づいたら、すぐに治療を始めてあげてくださいね。

 

 

 

以上、
「犬の耳垢を掃除したら黄色く臭いがキツかった!これって正常?」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!