散歩の時やお家の中など、いろいろなところでクンクンとにおいを嗅いでいる愛犬の姿をよく見ますよね!
犬たちにとっても、人と同じように嗅ぎ分られるにおいには「好き」「嫌い」があります。
犬が好きなにおい・嫌いなにおいを知って、愛犬との暮らしに生かしてみましょう!

 
 
 

Contents

犬にとって重要な嗅覚


 
「犬は人よりもとても鼻が利く」と聞いたことがある人は多いはず!
 
 
実際に行われた調査では、においの種類によっては人の1億倍もの嗅覚を持っているというデータが報告されたこともあるほどです!

そんな犬の嗅覚は、
● どんな相手(もの)なのかを確かめる
● 周囲の状況把握に活用する
● 食べ物を探し当てる
など、情報収集を行うための手段として、五感の中でも最重要と言えるほどの位置を占めています。

目が見えなかったり、耳が聞こえなくても、わんちゃんたちが意外と影響が少なく日常生活を送ることができるのは、普段から鋭い嗅覚を中心とした情報把握を行っていることが多いからなのです!
 
 

においに好き・嫌いが現れるのはなぜ?


 
これほどまでに鋭い犬の嗅覚は、人より100万倍~1億倍優れているとは言っても、においを嗅いだ時に人より1億倍のにおいとして感じ取っているわけではありません!

においはどんな空間にも存在するため、常に恐ろしく強いにおいとして嗅ぎ続けていれば、「何だかにおいを嗅ぎすぎてよくわからなくなってきた…」と感じ、嗅覚も機能しなくなってしまいます。
 
 
つまり、犬は人よりも強くにおいを感じ取る能力があるというよりは、多くの「においの種類」を嗅ぎ分け、人では感じ取ることができないわずかなにおいをキャッチする能力に長けているということなのです!
 
 
犬の嗅覚が敏感に感じ取るにおいの得意分野は、
● 酢酸
● 脂肪酸
● アンモニア
といった汗や皮脂、尿など、いわゆる動植物由来の有機物のにおいです!
 
犬同士、犬と人同士のあいさつの第1歩や、おやつを探し当てる時には、クンクンとにおいを嗅ぐことから始めますよね。

元々犬が生きていくために獲物(食べ物)を追ったり、
・敵か味方か
・群れの仲間が自分にとってどんな立場(存在)なのか
を把握し、コミュニケーションをするためにも嗅ぎ分ける必要があったにおいに関しては、犬にとって「好き(得意)」なにおいとなりやすいのです!

反対に、犬が接することが少なく、自然界に存在しにくい人工的な香りや刺激臭は、においをキャッチすることはできますが「嫌い」なにおいとなることが多いようです!

犬が好きなにおい・嫌いなにおい

犬にとって好きなにおいは、有機物のにおいとお話ししたように、人にとって「そんな臭いものをなんで!?」と戸惑ってしまうにおいをしつこく嗅ぎ続けることがよくあります。
 
 
嫌いなにおいに関しては、そのにおいをまとっているだけで愛犬が近寄らなくなってしまうことがあったり、犬から嫌われてしまいがちな人になる可能性もあるため注意しましょう!

ここからは、さっそく犬の好きなにおい・嫌いなにおいを具体的にチェックしてみましょう!
 
 

好きなにおい


 
 
犬が好きなにおいの代表格は、
● 家族(仲間)の体臭
● 肉や魚などの動物性タンパク質
● ゴミ箱
● 犬や猫のうんちやおしっこなどの排泄物
● 自然にある花や草
です!
 
群れで暮らすことを好む犬にとって、やはり仲間のにおいに囲まれることは自分自身の安心感につながります。

極端なことを言えば、汗をたくさん吸った衣服や足のにおいが強く残った靴下などは、犬が嗅ぎ分けるにおいの中でも得意分野なので、人にとっては「臭いのに…!」と忌避してしまうにおいでも、口にくわえて大事にしまいこもうとする子もいるほどです!
 
 

 

また、動物性タンパク質は食材の中でも強いにおいを発するため、愛犬の食欲アップにつながりやすく、さらに言えば取った獲物を長時間保存して食べる食性「腐肉食者」である犬は、ゴミ箱のにおいも本能の1つとしてクンクンとしつこく嗅いで確かめようとします!
 
 
動物性タンパク質の特殊例で言うと「ミミズ」で、愛犬が道端で死んでいるミミズに対し、体を擦りつけたりうっかり食べてしまった!と驚くケースも多いようです。
 

 
 
このように、犬が好き(得意)なにおいと嗅覚を利用して行われるのが、
・「探知犬」「検疫犬」「警察犬」「災害救助犬」という犬のお仕事
・動物のためのアロマテラピー
で、中には人の健康を守るためのパートナーとして、がん患者の発見や糖尿病患者の低血糖探知に活躍している犬もいます!
 
日経メディカル「“低血糖アラート犬”が1型糖尿病患者の低血糖を感知し、意識消失や緊急通報回数が減少」
 
 

嫌いなにおい


 
● 香水や芳香剤、メンソールや薬品などの化学物質
● 唐辛子やこしょうなどの香辛料
● アルコール
● 酢
● タバコ
といったものは、犬にとって嫌いな人工的な香り・刺激臭として避ける傾向が高いでしょう。
 

 
 
人はにおいを消したり、香りを身にまとおうとして「良い香り」がする人工的な香料を好むことが多いですが、犬にとってみれば体にまとわりつくのを嫌がることはもちろん、「近くに寄らないで!」と威嚇するきっかけになることがあります!

また、鼻にツンとくるにおいは苦手なにおいの1つで、よく女性の方が咬傷事故に遭うのは化粧品やマニキュア、香水のにおいなども関係しているかもしれないと言われています!
 
アルコールのにおいで言えば、普段はお父さんのことが大好きなのに、酔ってお酒のにおいをプンプンさせて帰ってきた時だけは絶対に近寄らない!といったケースが想像できますね!
(ただしこれは絡み方や行動がいつもと違うから避けているだけ…という可能性もあります)

タバコの場合は、においが嫌がられるだけでなく、受動喫煙による犬の呼吸器へのダメージや肺がんなどへの影響も懸念されるため、愛犬の近くで喫煙することは避けてあげましょう!
 
 

 
 

においの好みを把握して愛犬の健康管理を!


 
人工的な香りが嫌いな犬が多いとは言えど、飼い主さんが普段からうっすらとつけているだけの柔軟剤の香りや香水などは、「この香りは飼い主さんのにおい!」と犬が認識していれば、特に嫌がらずに傍にいることも多いものです。

しかしこれは、生来のにおいに対する好き・嫌いというよりは、「このにおいがする時は大好きな飼い主さんが傍にいる」といったにおいに対する「学習行動」によるもの!

そのため、すでに慣れていて気にしていないのであれば問題ありませんが、「ちょっとずつならうちの子もこのにおいに慣れてくれるのでは?」と無理に香り成分を取り入れてしまうと、愛犬のストレスを引き寄せ、健康を損なってしまう可能性もあります!
 
特に注意すべきなのは、愛犬へのアロマテラピーとしてにおいを取り入れる時です!

愛犬の健康状態・そのにおいに対する好み・アロマグッズの使用方法などをしっかりと理解しながら、健康管理に取り入れてあげてくださいね。
 
 
 
以上、
「犬の好きなにおいと嫌いなにおい、知っていますか?」でした!
 
本日もお読みいただきありがとうございました!
 

 
 
 

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