いつかは訪れる愛犬との別れ。
亡くなった直後は悲しさやパニックで、葬儀などの段取りを調べるのも心に大きなダメージを与えます。
あらかじめペットの終活を行っておき、いざという時に焦らないように準備しておきましょう!
Contents
ペットの終活はなぜ必要?
今、人の間では高齢期に近づくにつれて、自分自身が亡くなった後の手続きや、お墓の準備などをする人が増えています!
これはいわゆる「終活」と呼ばれ、亡くなったその時に家族が慌てないように、また、自分の思い描く最期になるように準備するものです!
犬を始めとしたペットの業界でも、現在様々な「最期」に関わる事業が展開されています。
しかし、人に比べると、
「愛犬が亡くなる時のことなんか想像もしたくない!」
「今から死ぬことを考えるなんて、愛犬に申し訳ない…」
といったネガティブなイメージや感情から、まだまだ終活をしている飼い主さんは少ないのが実状です!
ところが、いざ愛犬が亡くなった時には、
「もっと早く考えておけば良かった…」
と後悔する飼い主さんがたくさんいるのです!
そこで、まずは愛犬の終活をしておくべき理由をご紹介します!
ゆっくり別れを惜しむことができる
愛犬の終活を行うメリットは、何と言っても亡くなった時にゆっくりと愛犬とのお別れができることです!
どんな亡くなり方をしたかどうかに関わらず、愛犬の死亡直後は悲しい気持ちでいっぱいです!
また、覚悟していなかった死の状況ではなおのこと、戸惑いの気持ちも強いでしょう。
そんな時に急いで死亡手続きについて調べなければいけない状況も追加されれば、愛犬にゆっくり触れる時間もないまま、お別れの時を迎えてしまいます!
また、しっかりと比較できないまま選んだ葬儀会社で、「もっと違う方法を取りたかった…」と後で後悔してしまう飼い主さんも少なからずいます!
事前に手続きの段取りや、愛犬と自分のために吟味した葬儀会社を選んでおくことで、亡くなった後でも最後まで愛犬に触れたり、傍にいる時間を増やすことにつなげられるのです。
手続きのし忘れを防ぐことができる
人よりもすべきことは少ないとは言え、愛犬とどんな暮らしをしてきたかによって、必要な段取りは1つ2つと増えていきます!
そのため、亡くなった直後に段取りを考え始めようとすると、どれを最初に行い、どれを後回しにしても良いのかよく分からないという混乱に陥ってしまいます!
愛犬が亡くなったら、まず何よりも愛犬の体をキレイにし、葬儀を行うことが最優先です!
しかし、火葬した後に「会ってもらいたい人がいたのに!」とうっかり思い出すことになったり、金銭が関わる手続きをし忘れていて、だいぶ後になってから気づいて行ったというケースもあります!
そのため、順序立ててどのような手続きを行っていくかを決めておくことをおすすめします!
愛犬に関わる思い出の品を作れる
愛犬が火葬された後によく聞く声が、
「愛犬の毛や鳴き声を残しておけば良かった…」
といった、飼い主さんに残される思い出についてです!
写真や動画は比較的多く残している飼い主さんは多いのですが、火葬するとわからなくなってしまう毛の感触など、骨以外の体の一部分を残さなかった後悔をされる方もいます!
元気な頃から、抜け毛を使ったぬいぐるみ作成ができる人を調べておいたり、声を録音して作るグッズを知っておけば、愛犬が亡くなった後の寂しさを少しでも和らげる助けになるかもしれません!
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愛犬が亡くなった時に必要な手続き
愛犬が実際に亡くなった時には、次のような手続きが必要になります!
自分の家庭の場合はどのようにするのか、ぜひ今から調べておきましょう!
死亡確認&遺体の清拭
動物病院ではなく、お家で愛犬を看取った場合は、まずは獣医師による死亡確認を受けることをおすすめします!
自分で亡くなったことを確認しようとしても、
● 本当は呼吸しているのではないか
● 心臓は動いているのではないか
と、「生きていてほしい」という気持ちから、なかなか区切りがつけられないことが多いものです。
そのため、あえて客観的な判断をくだしてくれる獣医師に確認し、その流れで体をキレイに整えてもらうことで、愛犬が亡くなったことを理解する時間を作りましょう!
亡くなった後には愛犬の体から体液が漏れ出たり、傷口がある場合は痛々しくも見えたりします!
動物病院で専門的に遺体の処置をしてもらい、お別れの時間に愛犬と自分が穏やかに向き合えるようにしてみましょう!
蓄犬登録の死亡届
狂犬病予防法のもと、すべての飼い犬には「蓄犬登録」という、人で言えば住民登録や戸籍作成のような手続きが生前に義務付けられています!
登録を行っている犬の場合、必ず「鑑札」という小さな金属板の識別票が渡され、愛犬それぞれの番号が記載されたものを持っているはずです。
愛犬が亡くなった時には、この登録されている犬が亡くなったのだという「死亡届」を、飼い犬が登録されている自治体に届出なければいけません!
手続きは、自治体によって窓口が設けられているため、自分が住んでいる自治体に問い合わせてみましょう!
例えば、東京都や大阪市では以下のホームページに記載があり、保険福祉センターや市役所で受け付けています!
葬儀会社の選択
愛犬が亡くなった時には、遺体が傷んでしまうのをそのままにはしておけません!
そのため、火葬・お墓に関わる業者を選ぶ必要があります!
亡くなった後に探そうとすると、様々なプラン、業者の良し悪しの判断を気持ちに余裕がない中で行わなければいけません!
事前に近所で情報を集めたり、サービスを比較してペットの葬儀とはどんなものになるのかをイメージしておきましょう!
ペット保険の解約
ペット保険に任意で加入していた場合は、保険料の支払いを止める、もしくは返金のための手続きが必要です!
愛犬が亡くなった場合どのように連絡するのか、保険の契約資料などに記載されている箇所をきちんと読んでおきましょう!
解約前には、保険の請求忘れをしていないかチェックしてから行うようにしてくださいね。
お世話になった人へのお知らせ
愛犬が亡くなって少し気持ちに余裕があれば、お世話になった人や施設に連絡をしておくことも大切です!
ましてや愛犬の葬儀の前に会ってもらいたいという人がいる場合は、先にリストアップしておくことをおすすめします!
他にも、
● 動物病院
● ペットホテル
● トリミングサロン
● ドッグトレーナー、ペットシッター
など、よく利用していたサービスがあれば、愛犬のお見送りが終わって落ち着いた頃に連絡しておくのも良いでしょう。
何も連絡がない場合、継続してお知らせのDMが来ることもあります!
ペット葬儀会社の選び方
愛犬の終活をする時に悩むことが多いのが、葬儀会社の選び方です!
できるだけ自分のストレスなく、愛犬とのお別れに集中できるような業者やサービスを選びたいですよね。
業者を選ぶ時には、
● 送迎はあるか
● 合同火葬か、個別火葬か
● お墓の設置はあるか
● お墓参りはしやすい距離か
● 自宅への訪問火葬は可能か
● 料金設定
● 送迎や火葬以外のサービスは何があるか
といった点を比較してみてください!
特に、合同火葬は費用は抑えられる傾向にありますが、他のお家の動物とも一緒に火葬されるため、愛犬だけの骨上げができないことがあります!
最近では自宅まで火葬車で訪問して、自宅近辺でお別れができる移動火葬業者も増えてきました!
悲しみで葬儀会社への移動もままならなかったり、火葬されるギリギリまで傍にいたいという飼い主さんには慰められるポイントです!
また、お墓1つ取っても、骨壺には入れるけどもお墓には入れずお家にいてほしいという方もいるでしょう!
愛犬との最期の瞬間にどうやってお別れするのかは、飼い主さんご家族の気持ち次第です。
愛犬との思い出を残す準備をしよう
愛犬の死によって発生する手続きや葬儀は、飼い主さんが愛犬のために最後にかけてあげられる愛情の1つでもあります。
皆さんの心の中には、「うちの子を最後まで面倒を見る!」という気持ちにあふれている方がほとんどのはず!
愛犬の犬生の終着点を少しでもスムーズに見送ってあげるためにも、最期にどうやって愛情を示してあげるのか、ぜひ考えてみてくださいね。
以上、
「愛犬が亡くなった時の段取りがわからない!葬儀や手続き等を教えて!」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!