愛犬とはいつも一緒にいたい!と思いつつも、仕事やちょっとした用事のため、ひとりでお留守番してもらわなければいけない時間もありますよね。
上手にそして安全にお留守番してもらうために、飼い主さんが注意しておきたいこと、準備してあげたいことをご紹介します!
Contents
愛犬をお留守番させる時に悩むこと
愛犬にお留守番をしてもらおうと思った時には、
● いたずら(室内の破壊行動)をしないかな?
● トイレの失敗(粗相)をしていたらどうしよう
● 無駄吠えでご近所トラブルを招かないか…
● うっかり誤食して命の危険に陥ってしまうことはない?
● 熱中症や低体温症は不安…
など、たくさんの心配事や不安が胸をよぎるのではないでしょうか?
こういった心配事が飼い主さんの留守中に起こるかどうかは、実は「事前のお留守番準備」がきちんとできていれば1つずつ解消することができます!
愛犬も飼い主さんも安心してお出かけの時間を過ごせるよう、状況に応じた対処方法を確認してみましょう!
状況に応じて対策を整えよう
愛犬だけのお留守番中のトラブルが起きる原因には、お部屋の準備不足や愛犬の心構えができていないために起こりがちです!
トラブルが起きやすい状況と、それに合わせた対処法を順にチェックしてみましょう。
いたずら、無駄吠え
わんちゃんが飼い主さんの留守中に室内にあるものを壊してしまったり、吠え続けてしまう理由には、
● 運動不足
● 分離不安症
が背景になることがかなり多いはずです!
持て余した体力、体を動かしたいという犬本来の欲求が満たされていなければ、わんちゃんたちは室内で運動するしかありません!
飼い主さんがいれば怒られてしまうことも、お留守番中はやりたい放題好きにできますね。
また、飼い主さんがいなくなってしまったパニックによって、自分自身を落ち着かせようと物を壊したり、いたずらをすることで気分を紛らわせようとする子もいます!
これを転位行動と呼びますが、このように分離不安症ともとれる行動を示すわんちゃんは、日常でも飼い主さんの後ろをずっとくっついて歩いたり、少しでも見えなくなるとキュンキュン鳴くなど他の症状も見られるでしょう。
こういったことを防ぐためには、
・1日のお散歩や遊びの時間をしっかりと確保する
・飼い主さんが外出する前はいつもより長めの運動時間をとる
・頭を使う遊びでほどよい疲労感を促す
・日常的にスキンシップやトレーニングなど愛犬と向き合う時間を作る
・お留守番トレーニングを行う
といった対策が必要です!
部屋を片付けているつもりでも、家具をかじったりティッシュを盛大に引き出したり…
わんちゃんたちは自分なりのおもちゃや不安をぶつけるものを見つける天才です!
まずは心と体のケアを優先して行ってあげましょう!
トイレの失敗
トイレの失敗には、先ほど紹介した分離不安症による転位行動のほか、
● 病気の可能性
● 年齢によるトイレを我慢できる最大時間の違い
● キレイ好きな性格
といったことも関わってきます!
病気の可能性としては、膀胱や腎臓に関わるもの以外にも、ホルモンの病気やメスの子宮蓄膿症など、頻尿・血尿・多尿といったトイレの失敗を招きやすい症状はさまざまな臓器の異常が原因で起こりやすいです。
お留守番中のトイレの失敗が続くようであれば、必ず健康診断をかかりつけの動物病院で受けてみましょう!
また、子犬や老犬など、年齢によって膀胱におしっこを溜めておける時間が長くない場合には、ついつい失敗してしまうこともあります。
例えば子犬の場合、月齢+1時間がトイレを我慢できる目安になるため、生後3ヶ月であれば4時間がとなります!
老犬の場合は足腰の痛みや認知症の発症などにより、トイレまでたどり着けなかったり、トイレの場所がどこかわからず混乱してしまっていることも考えられますね!
キレイ好きでトイレ環境にこだわりがある子は、同じ場所ではもう一度トイレをしたくない!と別の汚れていないところでしてしまうことも。
・おしっこの臭い、色、失敗している回数、量を記録する
・帰宅時にトイレを失敗していても叱らずに静かに片づける
・お留守番スペースを狭めてトイレを身近なところに設置する(老犬)
・キレイ好きな愛犬の場合は、トイレを複数ヵ所に準備してあげる
といった点に注意し、おしっこの異常やこれまでになかったトイレの失敗が連続する時はまず獣医師へ相談してください!
さらには、失敗したくてしているわけではないのに怒ってしまったり、時間差で叱ってしまうと、「何で怒られているんだろう」「今度から隠れて別の場所でしておこう」と愛犬にストレスを与えるだけで、悪循環に陥ってしまうことがあるため注意が必要です!
ふだん一緒にいる時に、トイレトレーニングをやり直す気持ちで、「正しい場所でできたら褒める」を繰り返してあげましょう!
誤食
食べることが大好きなわんちゃんたちにとって、誤食事故はよく起きるトラブルです!
● 犬は1度に食いだめする食性を持ち、満腹感をなかなか感じにくい
● 興味のあるものはとりあえず口に入れて確認する
といった理由から、人用の食べ物から「まさか!」と思うような日用品、ゴミに至るまで、うっかり食べてしまう可能性があります!
最も有効な対策は、愛犬の口や手が届かない場所に物をしまったことを確認してから出掛けること、これに尽きます。
・片づけ忘れたおもちゃ
・子どもが食べた後(もしくは食べかけ)のお菓子の袋
・人間用の薬
などはつい見逃してしまいがちな危険なグッズです!
ダイニングテーブルなど高い所に置いていたつもりでも、椅子の活用や思いもよらないジャンプ力で飼い主さんが不在時に昇っていることもあります。
愛犬が開けられない棚にしまう、お留守番スペースをペットゲートなどで区切るといった対策も併せて、誤食事故の危険を減らしておきましょう!
熱中症や低体温症への不安
わんちゃんたちは人のようにさらっとした汗をかいての体温調節が苦手で、暑さにはとても弱い動物です!
上がってしまった体温を下げる時には、口を開けてハアハアと呼吸することで蒸散させる方法がメインとなりますが、日本の蒸し暑い夏はなかなか水分が空気中に蒸散されず、熱中症のリスクは高いものとなります。
夏の間はエアコンの利用が必須と考え、寒い時には潜りこめるようにブランケットなどを準備してあげるのがおすすめです!
冬は大丈夫かと言うとそうでもなく、生まれたばかりの子犬や病気を抱えていたり筋力が落ちた超高齢犬では、低体温症に陥るリスクもあります。
暖房に加えて乾燥対策のための加湿器も合わせるなど、毛布以外の準備も忘れないようにしてあげましょう!
お留守番に慣れてもらうための練習をしよう
上手なお留守番のためには、事前にお留守番トレーニングを行うことが大切です!
子犬の頃から少しずつ練習することで、お留守番上手な愛犬になってくれますよ。
愛犬がリラックスできる場所を作る
飼い主さんがいない時間をゆっくりと眠ったり、落ち着いて過ごせるよう、安心して過ごせる愛犬だけの場所を作ってあげましょう!
そのためには、「クレートトレーニング」と呼ばれる練習がおすすめです!
愛犬が普段使っているハードキャリーをお留守番スペースに常に設置し、お留守番時以外でも日常的にそこで眠ったり、リラックスしたい時に入れるように準備します。
最初のうちはクレートの中でおやつを食べさせるなど、「中に入れば良いことが起こる」と印象付けてあげてください!
また、毛布を入れたり、飼い主さんの匂いがついた衣服などを一緒に入れて居心地よくしてあげると、クレートの中に入ることが少しずつ習慣化していきますよ!
お留守番させる時間はごく短時間から
お留守番させる時には、
・使い慣れたクレート(寝床になる場所)
・十分な量の水が入った飲水皿
・トイレ
が離れて確保できるくらいの広めのスペースを用意してあげてください!
狭いケージやサークルは、長時間のお留守番になればなるほど「閉じ込められた」「自由なスペースが少なくつまらない」場所と感じてしまいやすいので注意しましょう!
その中で、最初はおやつに夢中になっている間だけ飼い主さんが部屋から出て行き、すぐに戻ってくるということを繰り返します。
問題なく慣れてきたら、ゴミ捨てに行っている間だけ、スーパーに買い物に行っている間だけ…と徐々に時間を延ばしていきましょう!
盛大なお別れ・お出迎えを繰り返さない
お留守番練習の時に、飼い主さんが帰宅する時(部屋に戻る時)に実践すべきなのは、興奮して喜んでいる愛犬にすぐに構わないことです!
これは外出時にも言えるのですが、盛大なお別れ・お出迎えの流れを繰り返すほど、わんちゃんたちは飼い主さんがいなかった時間が寂しいものだったということを強く印象付けられてしまいます!
外出着から部屋着に着替えたり、買い物をした荷物をしまったりと、愛犬が落ち着くまで自分の用事を済ませ、それからいつも通りの声や態度で接してあげるようにしましょう!
出かける前のルーティンを印象付けない
お出かけ前に化粧をしたり、鍵を持ったりといった特定のルーティンができると、それを見たわんちゃんたちは「これから飼い主さんがいなくなってしまう!」という不安が強まってしまうことがあります。
そのため、休日などを利用して、「これをしても出掛けないこともあるよ」と化粧をしたり鍵を持った後も室内で一緒に過ごすなど、ルーティンによる不安を表面化させない練習も行ってみてください!
化粧をした後一緒に出かけたり、鍵を持ちながらおやつをあげたりと、「お出かけ前によく行うこと=自分にとって良いことが起こるサイン」に気持ちを切り替えていくだけでも、愛犬のルーティンへの不安感を減らすことができます!
お留守番上手で愛犬との暮らしを楽しく!
愛犬が上手にお留守番してくれると、飼い主さんも仕事や家事とうまく両立させながら、精神的に余裕を持って暮らすことができます。
しかし、お留守番はいきなりできるものではありません!
飼い主さんとの信頼関係や愛犬の性格、普段から満足いく運動量が確保できているかなど、さまざまな面が関わりながらお留守番上手な子へと育っていきます。
愛犬の気持ちに寄り添いながら、少しずつお留守番にチャレンジしてみてくださいね!
以上、
「犬を自宅で留守番させるときに注意しておくべきポイントとは?」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!
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