マイクロチップは、わんちゃんの体から外れるリスクの少ない識別タグとして注目されていますよね。
そこで、装着後はどんなもので読み取るのか、読み取りに便利なスマホアプリなどがあるのか知りたい方も多いはず!
今回はマイクロチップの最新情報をお伝えします!
Contents
マイクロチップを着けるのは飼い主さんの義務?
マイクロチップとは、
● 15桁の番号が登録されている電子身分証明機器
● 電気やバッテリーなどの電源不要
● 一旦体内に埋め込めば半永久的(約30年の耐久性)に使用可能
● 番号の書き換えは不可
という、直径1㎝程度の小さなものです!
2019年には「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」の中で、ペットの繁殖業者などに対して装着の義務化が決定され、施行を待つばかりとなりました!
飼い主さんたちにはしばらく「努力義務」のままで、「できれば装着してくださいね」で留まることになっています。
しかし、施行後にペットショップやブリーダーから迎え入れた子犬にはすでにマイクロチップが装着されていること、今後は海外でも広まっているように、努力義務が完全に「義務化」されるかもしれないという点があり、マイクロチップに再度大きな注目が集まるようになったのです!
装着したマイクロチップはどうやって確認するの?
マイクロチップを検討している飼い主さんで、
● 装着したマイクロチップに登録された15桁の番号の読み取り方
● きちんと番号が確認できるかどうかの日常的な動作チェック手段
が気になっている方も多いでしょう!
装着自体は医療行為のため獣医師に行ってもらう必要がありますが、その後の動作確認を毎回動物病院に行ってチェックしなければいけないのかなど、後々のことがわかりにくい点も多いですよね。
ここからは、愛犬に装着したマイクロチップの番号を読み取る方法をお伝えします!
専用のリーダー(読み取り器)を利用
マイクロチップの読み取りには、専用のリーダー(読み取り器)が必要です!
この読み取り器には、
● 大型のゲート状で通り抜けることで確認できる据え置きタイプ
● 手で持って犬の体の上にかざして確認するハンディタイプ
● 先が長い棒状になっていて離れた場所から確認できるスティックタイプ
があり、電磁誘導によって体内のマイクロチップから情報を読み取ってくれます!
ゲートタイプは一部の施設にしか設置されていないため、ほとんどの動物病院などでは持ち運びができる手軽なハンディタイプが主流です。
ただし、マイクロチップリーダーを必ず動物病院に設置する義務などはないため、皆さんの近所の動物病院にあるかどうかは、問い合わせての確認が必要になります!
スマホのアプリで便利なものはある?
今はスマートフォン全盛期とあって、さまざまなアプリが開発されていますね!
しかし、現在のところ、ペットに埋め込んだマイクロチップを読み取るためのリーダーアプリは存在しません!
そのため、基本的にはマイクロチップの動作確認をしたければ、ワクチンやフィラリア予防薬の処方時など、動物病院を訪れたついでに行ってもらうのが最も手軽な方法です!
インターネット通販サイトの中には読み取り器を販売していることもありますが、海外からの輸入品がほとんどで数も少ないことから、あえて購入してまで自宅に置いておくかは飼い主さん自身で検討する必要があるでしょう。
国内製造「マイクロチップスキャナ H100PSR」
楽天市場:https://item.rakuten.co.jp/petcure-dgs/ap900000001/
メーカーHP:http://www.eminc.co.jp/index.php/2018-11-30-11-21-26/2018-11-30-11-39-18/h100psr
マイクロチップは1種類じゃない!?
わんちゃんたちに埋め込むペット用マイクロチップには、実は複数の海外メーカーによって作られたり、輸入販売されたりしています!
「え!?じゃあうちの子にはどれを入れればいいの?」
と困ってしまう飼い主さんもいるかもしれませんが、国内で流通しているペット用のマイクロチップは「ISO(国際標準化機構)」の規格で統一されています。
そのため、メーカー違いのものでも互換性があり、各種読み取り器で対応できるので安心しましょう!
読み取る数字には、
・国別コード:392=日本
・動物コード:14=ペット
・会社コード:10=富士平工業、60=共立製薬株式会社など
・個体識別コード:8桁の独自番号
が並んで、「39214(10)●●●●●●●●」という15桁が表示されるというわけです!
ただし、海外で流通しているものの一部は規格が違うため、日本のマイクロチップリーダーでは対応できないものもあります!
外国で装着したマイクロチップに関しては、一部が非対応のものもあるということだけ知っておいてくださいね。
マイクロチップの付加機能も増えるかも

今のところ、ほとんどのマイクロチップには15桁の番号が搭載されているのみで、読み取った番号と飼い主さんの情報をひもづけたデータベースと見比べて活用されています!
しかし、そのわんちゃんに関する名前やワクチン接種歴、連絡先など、専用ハンディリーダーで読み取ると、その場で情報を確認できるタイプも登場しています!
NITTOKU「スマートチップ」
https://www.nittoku.co.jp/rfid/microchip/
これからどんどんマイクロチップが普及したり技術が進化すれば、もっと手軽に情報を確認・登録できるシステムやアプリも登場するかもしれません!
愛犬との暮らしの「もしもの備え」に対応するため、マイクロチップをぜひ検討してみてくださいね。
以上、
「犬のマイクロチップってスマホで読み取り可能?どうやるの?」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!