夏になると、人も犬も夏バテになりやすくなってきます!
皆さんはわんちゃんの夏バテの対策はできていますか?
今回はわんちゃんの夏バテについてと、食欲不振のときに食べさせてあげたい食事5選をお伝えしていきたいと思います!
Contents
わんちゃんも夏バテするの?
結論から言うと、ワンちゃんも夏バテをします!
人は汗をかくことで体温低下を図っており、全身を使って体温調節をしているようなものですが、ワンちゃんは舌を出してハアハアと口呼吸(パンティング)をすることで体温調節をしています!
口呼吸での体温調節は人よりも調節範囲は少なく、それなりにエネルギーを使います!
更にワンちゃんには毛があり、熱がこもりやすいです!
散歩の際にはワンちゃんは人よりもコンクリートに近く、コンクリートは太陽光などによりすごく熱くなっていて、地面から近ければ近いほど、外気温は暖かくなっています!
人が感じている35℃の温度よりもワンちゃんは熱い状態で散歩をしているわけです!
夏バテを起こし、そのままにしておくと熱中症をおこしてしまい、最悪の場合命の危険もあります!
人もワンちゃんも同じで、しっかりと対策をしていないと命に関わる重大な問題になるので要注意ですね!
→犬を夏にお出かけさせる時に気を付けておくべきポイント!散歩編!
注意!ワンちゃんの夏バテ・熱中症のサイン!
毎日わんちゃんと過ごして、しっかりと観察していればわんちゃんの夏バテのサインはすぐにわかります!
夏バテの段階で対策と予防をしていればそれ以上の危険はなくなりますので、しっかりと観察をして、いち早くサインを読み取りましょう!
夏バテのサイン
・軟便や下痢
・元気がなくなった
・食欲が低下した
・睡眠時間が増えた
・嘔吐をした
以上の状態変化に気づいた時には水分を上げる、涼しい場所に移動させてあげるなどの対策を取りましょう!
熱中症のサイン
・ふらつきが見られる
・呼吸が苦しそうになる
・体温がいつもより高くなっている
・よだれの分泌量が多い
・体が痙攣している
以上が熱中症のサインになります!
危険なので気づいたときはすぐに獣医さんに連絡し、対応策を聞き、急いで動物病院へ向かいましょう!
無理に水分補給を促すと誤嚥し、さらに危険になるので無理にはせず、可能な範囲で水分を促すようにしてくださいね!
人と同じで全身に水を掛けて体温低下を図る、足の付け根や首元などの太い血管の通っている部分を冷やしてあげると効果的です!
回復が早く、元気になったとしても多臓器機能障害を起こしている可能性もあるので必ず動物病院への受診をしてください!
夏バテを起こしやすい犬種は?
犬種によっては夏バテを起こしやすい子もいます!
・ダブルコート
・短頭種(鼻ぺちゃの子)
上記の犬種の子は熱がこもりやすかったり、パンティングでの体温調節があまり得意ではない犬種になります!
ダブルコートは被毛が二種類、アンダーコート(保温、保湿のためのモフモフの毛)とオーバーコート(皮膚を守るためのしっかりした毛)のある子で、チワワ、柴犬、ゴールデンレトリーバーなどの種類になります!
二種類の毛があり、保温、保湿のための被毛があるためやはり熱がこもりやすく、夏バテを起こしやすいです!
短頭種の子は鼻が短く、もともと呼吸自体があまり上手な犬種ではありません。
更に口腔内の面積が少なく、パンティングでの体温調節も上手ではないため、体温調節が難しい子です!
なので夏バテを起こしやすく、注意が必要になります!
夏バテでも食欲が沸く食事5選!!
主に皆さんのわんちゃんの食事はドライフードがメインだと思います!
ですが、わんちゃんが夏バテを起こして食欲が低下しているときにはドライフードはあまり食べたいものではありません。
水でふやかしたり、冷蔵庫で冷やすのも一つの手です!
では、皆さんが気になる、夏バテでもわんちゃんの食欲をそそる食事を5つ紹介していきます!
①ウェットフード
わんちゃんのフードの中で、柔らかく食べやすい、ドライフードよりも水分のあるフードです!
ウェットフードに変えてあげるのもいいですし、いつものドライフードにウェットフードをかけてあげるのもいいです!
②無糖ヨーグルト
牛乳はわんちゃんにはダメと聞いたことのある方は多いと思いますが、ヨーグルトはおなかを下す要因になる乳糖が分解されており、乳酸菌は乳糖の分解を促進してくれるのでわんちゃんが食べても問題ありません!
ヨーグルトは水分補給、乳酸菌の補給に繋がるので夏バテ対策にはもってこいの食材になります!
なので、いつものドライフードにかけてあげると、いいですね♪
③茹でたささみ肉
鶏ささみをゆでて、冷ましてほぐしたものをドライフードやウェットフードに乗せてみてください!
お肉の匂いが食欲をそそり、茹でてしっとりとしたお肉はわんちゃんにとってもうれしいはずです♪
③鶏肉などの煮汁
鶏ささみなどの煮汁を冷やして、ワンちゃんのドライフードにかけてあげるとドライフードもふやけて、鶏肉の匂いもあって食欲をそそります!
鶏むね肉などでもいいです!
お肉が浸る程度の沸騰したお湯に鶏肉を入れ、しばらく湯がけば完成です!
あとは冷ましてから上げましょう♪
あまり冷蔵庫などで冷やしすぎると、急におなかが冷えて下痢を起こしてしまうことがあるので注意してくださいね!
茹でたささみ肉と一緒にかけてあげてもいいですね♪
また、煮汁だけをあげても水分補給になるのでお勧めです!
④果物
栄養価が高く、水分も多いのでお勧めです!
ですが、食べてはいけない果物、アレルギーに気を付けてあげてください!
食べても問題ない果物
・リンゴ
・バナナ
・スイカ
・みかん
食べてはいけない果物
・ぶどう
・さくらんぼ
・桃
ぶどうはネギ類やチョコレートと同じでワンちゃんにとって害になる成分が含まれています!
さくらんぼやももは種に有毒な成分が含まれているため、あまりお勧めできません!
⑤野菜
水分もあり、栄養価も高いので夏バテの予防にお勧めです!
ただし、ネギ類やニンニク、ニラはワンちゃんにとっては害になるため与えてはいけません!
キュウリや白菜、キャベツなどは問題なく食べられるので鶏ささみなどと一緒にゆでてドライフードにかけてあげるといいですね♪
ただし、アレルギーには注意してください!
最後に
いかがだったでしょうか!
わんちゃんも夏バテを起こし、熱中症になる危険性があります!
注意してあげないと命に関わる問題ですので、しっかりと日々の観察をしてあげてください!
毎日を一緒に過ごしていて、触れ合っている飼い主さんであればしっかりとサインを読み取ってあげることができると思います!
ドライフードはやはり、夏バテのときにはあまり食欲をそそるものではないので、今回お伝えしたような工夫をしてあげると、わんちゃんも喜ぶと思います♪
人でも、夏バテを起こしているときにクッキーやクラッカーみたいな水分の少ない食べ物は嫌ですからね・・・
飼い主さんもわんちゃんもしっかりと夏バテの対策をして、今年の猛暑を乗り切りましょう!
以上、
「犬が夏バテ。食欲不振の時に食べさせてあげたい食事5選!」でした!
今回もお読みいただき、ありがとうございました!