人と同じように、犬たちにもツボ押しによる体のケアができるとご存知ですか?
正しいツボ押しは、わんちゃんたちにとっても実はとても気持ちいいものです!
体の調子をアップさせると言われる犬の体にあるツボと、その押し方を知って、愛犬の健康管理に生かしてみましょう!
Contents
そもそもツボってなに?
病気になった時や何だか調子が悪い時には、人間も犬も病院に行きますよね。
お薬や注射、時には手術に至るまで、さまざまな治療を行って体調の改善に努めるわけですが、動物病院で行われるこういった治療は「西洋医学」と呼ばれる分野になります!
対して、ツボ押しや漢方、鍼灸治療などは「東洋医学」と呼ばれる医学の知識であり、西洋医学とはまったく別の治療方法として扱われます!
現在、動物病院のメインとなっている治療方法は西洋医学ですが、お家で行う毎日のケアとして取り入れるにはなかなか難しいもの。
そこで登場するのが、今回ご紹介するツボ押しです!
「ツボ」は東洋医学の言葉で「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、東洋医学の考え方から見ると、体の調子を整えている「気」の流れ(生命エネルギー)の出入り口などに位置するポイントのことを言います!
ツボ押しは、簡単に言えば気の流れや血の巡りを良くして、体の調子を整える手段になるというわけです!
ツボはどうやって押すの?
「ツボを探すと言ってもどうやればわかるの?」というのが初めて行う時の疑問ですよね!
人間にも犬にもツボは体の至るところにたくさんあり、なおかつ目で見てわかるものではありません。
しかし、だいたいの場所と有名どころのツボを知って正しい押し方をすれば、愛犬にツボ押しケアを行うことはできます!
ツボの探し方
愛犬のツボを探す時には、
● 押したいツボのだいたいの場所を知る
● 指で触ってなんとなくへこみを感じる場所を探す
といったことがポイントになります!
ただし、初めての場合はなかなかわんちゃんの体を触ってもツボの感覚を得ることは難しいため、まずは自分で試してみるのもおすすめです!
押した時にズーンと重く響くような感覚がある場所が、まさにツボの真上です!
自分の体で押し方の練習をして慣れていくと、愛犬の体に触れた時にも役に立つことが多いでしょう。
「ツボの場所がやっぱりよくわからない…」と悩んでしまう場合でも、ツボから多少ずれても大丈夫です!
だいたいの場所の周辺をまんべんなく押さえていく方法でも問題ありません!
ツボの押し方
愛犬のツボを押す時には、指先に優しく力を込めましょう!
● 押したいツボに対して指を垂直に当てる
● 3秒かけてゆっくりツボを押す
● ツボを押したら3秒程度キープ
● 3秒かけて押す力をゆるめていく
人の場合は「痛気持ちいい」感覚がベストですが、愛犬のツボ押しは「嫌がっていないかどうか」を優先して力加減を調節します。
人差し指で直角を意識しながら押す、親指と人差し指で挟むように押すなど指の使い方は複数あるため、押したいツボに合わせて指の形を変えつつ、上からまっすぐ押すことを意識すると良いですね!
・くるっと振り向いて怒る
・その場から逃げようとする
・キャンと鳴く
などの「痛いよ!」というサインが見られなければ問題ないため、顔つきや行動をよく観察してみましょう!
犬の健康管理におすすめのツボ
ここからはさっそく、愛犬のツボ押しを初めて行う人にもぴったりのツボをご紹介します!
愛犬のいまの健康状態に合わせて選んでみてください!
寒さ対策におすすめ!冷えに効くツボ
冬の寒さはもちろん、夏のクーラー冷えにもおすすめのツボがこちらです!
体の冷えは免疫力の低下やお腹の不調にもつながりやすいため、子犬から老犬までどんな年代のわんちゃんにも活用しやすいですよ!
● 三陰交(さんいんこう)
内側のくるぶし部分から、人差し指・中指・薬指の3本分上くらいの場所に位置するのが「三陰交」です!
いわゆる血の巡りが滞ることによる体の冷えに効くため、人の場合は生理痛の改善や疲労によるむくみ対策にも活用されます。
● 足三里(あしさんり)
膝の外側にある「足三里」は、体を温めるだけでなく、
・運動後の足の疲労感の解消など、後ろ足のトラブルがある時
・気分的な食欲の落ち込み、胃腸の消化活動が弱っているなどお腹のトラブル時
・不安や緊張感をリラックスさせたい時
にも効くと言われている活用範囲が広いツボです!
三陰交、足三里のどちらも、親指と人差し指で挟み込み、親指部分で押すようにするとツボにアプローチしやすいですよ。
手足のツボ押しが難しい子に!背中にあるツボ
先ほど紹介したのは足のツボですが、わんちゃんの中には手足を触られるのが苦手!という子も多いはず!
そういう時には、たくさんのツボが集まる背骨を中心とした胸からお尻にかけてのツボ押しがおすすめです!
こちらも親指と人差し指で挟み込むように押すのが良いですが、力加減が親指と人差し指で差が出やすいようなら、愛犬の胴体を左右の手のひらで覆うようにセットし、両方の親指で上から順に押していってみてください。
● 肺兪(はいゆ)
第3・第4胸椎の間(肩甲骨の中央あたり)にある肺兪は、咳や痰などの呼吸器トラブルに!
● 心兪(しんゆ)
上から5番目の肋骨の間(肩甲骨の後ろあたり)にある心兪は、心臓病のケアに役立つほか、
・ハアハアと激しい呼吸・動悸
・精神的な不安定やビクビクとした怖がりな気持ち
・不眠
などにも効果的です!
● 肝兪(かんゆ)・胆兪(たんゆ)
9番目と10番目の肋骨の間にある肝兪と胆兪は肝臓の働きをアップさせるツボ。
高齢になってきて、肝臓の調子がいまいち優れない時におすすめです!
肝兪と胆兪は目にも働きかけますよ!
● 脾兪(ひゆ)
・何となく食欲がない
・お腹が張ってゲップが多い
・消化不良が続く
などの食べ過ぎ・飲み過ぎからくるお腹のトラブルと、貧血や血の巡りの悪さからくる疲労感・体のだるさには、11番目の肋骨の間にある脾兪にアプローチしてみましょう!
食いしん坊でついつい食べ過ぎてしまうわんちゃんのお腹を整えるのにも良いですよ。
● 胃兪(いゆ)
1番最後の肋骨に沿うようにしてたどった先にある胃兪は、その名の通り胃の働きを良くするツボです!
食欲アップを求めている時にはぜひ活用してみましょう!
● 腎兪(じんゆ)
最後の肋骨の先端からまっすぐ上の方に向かってたどった先(胃兪より少し後ろ:腰の始まりのあたり)にある腎兪は、腎臓機能のサポートを促します!
● 大腸兪(だいちょうゆ)・小腸兪(しょうちょうゆ)
骨盤と背骨が交差するあたりの少し上の方にある大腸兪と小腸兪は、消化不良や便秘のお腹トラブルにおすすめです!
高齢期になって消化機能が低下すると、お腹がゆるくなったり、逆にウンチが固くなりやすかったりすることも多いため、ぜひ取り入れてみてくださいね。
このように、「〇〇兪」をたくさんご紹介しましたが、すべて背骨の左右にあるツボです。
ツボの探し方でもお話ししたように、「ツボがどこにあるかよく分からない…」という人でも、背中の真ん中にある背骨の両脇を少しずつ位置を変えながら押していけば、内臓に効くさまざまなツボにアプローチできます!
初心者の方でも実践しやすいため、マッサージするように行ってみましょう!
ツボ押しで愛犬との触れ合いをレベルアップ
何気なく体に触れるだけでも、飼い主さん大好きな愛犬たちはとても喜んでくれますね。
嬉しそうな顔を見ると飼い主さんの心も和みますが、せっかくなら愛犬の体の健康につながるツボもおさえて触れ合ってみてください!
「飼い主さんに触ってもらえる喜び」に加えて、東洋医学の考えに基づいた体の調子アップにつなげられるはずですよ!
以上、
「犬にもツボってあるの?犬のツボの場所と押し方を紹介!」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!
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