日本では最近、純血種の親犬同士から生まれた子犬のことをmix犬と言う場合が増えてきました。
ですが、違う純血種犬同士の交配のため、寿命がどのくらいなのか知りたいと思っている飼い主さんも多いはずです!
今回はmix犬の平均寿命を探るポイントをご紹介します!

Contents

mix犬の人気はどれほど?

mix犬は、現在の日本では純血種と同じくらい人気があると言っても過言ではないほど、多くの家庭で飼育されています!

2019年間に飼育されていた犬種をアニコム損害保険株式会社が調査したところ、
1位 トイ・プードル
2位 チワワ
3位 mix犬(体重10㎏未満)

という結果になったほど!

なんと街中でよく見かける柴犬やミニチュア・ダックスフンドといった、人気純血種を抑えた結果となっているのです!

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mix犬の特徴

mix犬は、血統書が発行される純血種同士の親犬を交配させて生まれた子犬たちを指すことが一般的になっており、
・プードル×マルチーズ=マルプー
・チワワ×ダックスフンド=チワックス
など、さまざまな通称名がついています。

つまり、2犬種の血統が組み合わさるため、いざ成長してみないことにはその容姿や犬種としての性質がどうなるかはわからないのが特徴です!

同じ犬種同士の子犬たちでも、母犬・父犬どちらの犬種の特徴が強く出るかによって、まったく違う犬種に見えることもあるというわけですね!

日本愛犬委員会おすすめの小型mix犬ランキングはこちら!
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mix犬の平均寿命を知るには

どんな見た目・性格のmix犬でも、純血犬種のわんちゃんと同じように、健康管理の一環としてや、家族に迎え入れる時の1つの知識として、平均寿命を知りたいと思うのは当たり前のことですよね!

しかし、mix犬は通称名はあっても、確立された血統の犬種として各団体に登録されているわけではないため、まだまだデータが少ないのが実状です。

そこで、愛犬のこれからの寿命を考える時には、どのように探ってみれば良いのかを考えてみましょう!

親犬の犬種を確認

 

まず重要なのは、両親の犬種を確認してみることです!

純血種同士の組み合わせであれば、片方はプードル、片方はチワワなど、必ず犬種名が確認できるはず!

その上でそれぞれの血統としての平均寿命を見比べてみると、mix犬である愛犬の寿命が見えてくることがあります!

例えば、チワックスを例に挙げてみましょう。

・チワワ…平均寿命13.7歳
・ミニチュア・ダックスフンド…平均寿命14.7歳

こうして見てみると、約1歳もの開きはありますが、やはり寿命が長い傾向の犬種であると言えますね!

そのため、チワックスの平均寿命も13~14歳と考えられるのではないでしょうか?

ただし、遺伝性疾患を両親から受け継いでいたり、純血種同士とは言え無計画な交配の元生まれた子犬では、その後の寿命や健康状態に変化が現れやすいケースもあるため注意しましょう!

体格に合わせた平均寿命を確認

 

mix犬の平均寿命を検討する時には、犬としての体格から探ってみることもできます!

現在犬の平均寿命は全体を通して伸びており、全犬種を見れば、14歳程度となっています!

さらにそれを体格ごとに細分化したアニコム損害保険株式会社の調査を見てみると、
● 超小型犬(チワワ、ポメラニアンなど)…14歳
● 小型犬(ミニチュア・ダックスフンド、シー・ズーなど)…13.7歳
● 中型犬(柴犬、コーギーなど)…13.3歳
● 大型犬(ゴールデン・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグなど)…11.1歳
という結果が出ています!

そう考えてみると、mix犬でも大型犬に近いほど短命になる可能性が高いとも言えるでしょう。

アニコム家庭どうぶつ白書2019「ペットの平均寿命と健康寿命の延伸を考える」
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf

複数の視点から寿命を予想しよう

 

先ほど紹介した親犬の血統を見てみると、同じ体格のグループ内でも犬種によって平均寿命に差があることは考えておかなければいけない点です!

例えば、超小型犬グループのトイ・プードルと、小型犬グループのキャバリアの平均寿命の差を見てみると、約3歳もの開きがありますね。

また、大型犬と言っても、比較的中型犬と変わらないような長寿も多いレトリーバー種に比べ、グレート・デーンやバーニーズ・マウンテン・ドッグなど超大型犬の体格になると、10歳を超えられないケースもあります!

交配計画としてはおすすめはできませんが、超小型犬と中型犬のmixである場合、成長した後の体格によっては中型犬グループ寄りの寿命になる可能性が高かったり、もしくは逆もあるでしょう。

このように、mix犬の寿命を考える時には、愛犬が成長した後の体格と、親犬から受け継いだ犬種としての平均寿命を組み合わせて考えることが必要です!

愛犬に長生きしてもらうためにしてあげたいこと5選

どんなmix犬でも、飼い主さんとしてはできる限り長生きしてもらって一緒に過ごしたいと思うものですよね!

ここからは、愛犬の健康を守るためにぜひしておきたいことを5つご紹介します!

1.体の異常を見逃さない

 

愛犬の調子を見抜く力を1番持っているのは、獣医さんではなく飼い主さんです!

毎日見ている愛犬の様子は、何か違いが起きた時に飼い主さんの違和感として現れ、「もしかしてうちの子、今調子悪いのかな?」と意識して見るきっかけになります。

毎日愛犬に触って、見て、聞いて、「いつもと違う」と感じることがないか
● 食欲や元気さ
● 便や尿などの排泄物
● 歩き方や立ち姿、寝姿
などをチェックしておきましょう!

2.変化があれば記録

「いつもと違う」変化があれば、緊急事態でなくても記録として残しておくことがおすすめです!

その記録があれば、後々診察にかかるほどの体調の変化が現れた時でも、
「始まりがいつだったか」
「どんな症状から始まって経過していったか」
を忘れてしまった!と焦らずに済みます。

スマホアプリ・メモでの手書きはもちろん、診察時に症状が見えずに診断が難しいこともあるので、症状が出た時のお家での動画もあればなお良いでしょう!

3.かかりつけ動物病院を作っておく

体調に異変があった時に動物病院へ行くのは普通のことですが、まったく何もない健康な時から、動物病院のカルテに「いつものうちの子の記録や数値」を残しておくことが大切です!

例えば調子が悪い時に血液検査をして、その数値が上がっていたとしても、それが原因で体の不調を示しているのかどうかは100%明確にはなりません!

もしかしたら体調が悪いと感じられる前から数値が高めだった可能性もあります!

また、獣医さんにとって初対面の子を診察するよりも、定期的に爪切りやワクチンなどで年に何度か訪れる子を診た方が、「確かにいつも来ている時の様子と違いますね」と、問診がスムーズにいくことも多いものです。

愛犬の
数字としての平均値を知ろうとする意識
・獣医さんと会話しやすくするための関係性作り
は、健康なうちからぜひ行っておきましょう!

4.年に1度は健康診断

 

犬は、1年に約4歳年を重ねる動物です!

そのため、よく獣医さんからおすすめされる年に1度の健康診断でも、人に換算すると4年に1度の割合となるのです!

mix犬でも体格が超大型犬に近ければ、1年で約7歳ほど年齢を重ねているといっても良いでしょう。

それを思えば、少なくとも年に1度以上の健康診断を行うことは、愛犬の病気を早期発見・早期治療するためにも必要なことだと言えます!

5.日常生活でのトラブルを防ぐ

万が一の誤食事故や交通事故は、愛犬の寿命を縮めてしまうことにつながりかねない大きなトラブルです!

愛犬の口が届く場所には物を広げず、片づける・しまう意識を持つことが何よりも大切です!

また、散歩中に逃げ出してしまったり、犬同士のトラブルに巻き込まれないよう、散歩のマナーは徹底しておきましょう!

● 愛犬の体格に合ったリード・首輪・ハーネスの装着
● 装着した散歩グッズが壊れていないかの確認
● 社会化トレーニング(犬同士・人との挨拶、通り過ぎるものへの対処法を知る)
● 迷子札や鑑札、マイクロチップで迷子時の対策
を行っておくことをおすすめします!

mix犬との暮らしは楽しさいっぱい!

 

mix犬と暮らし始めると、愛犬自身の個性はもちろんのこと、親犬の違った血統を見比べて、「ここはお父さん犬、こっちはお母さん犬っぽいな」と探す楽しみもあります!

また、「どんな犬種とのmixなんですか?」と他の飼い主さんと出会った時の話すきっかけにもなるかもしれません!

純血種とは違う魅力を楽しめるmix犬との暮らしを、ぜひ愛犬に長生きしてもらいながら楽しんでみてくださいね!
 

 

 

以上、
「mix犬の寿命は?犬種により大きく異なるため事前に知っておきましょう!」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!

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