愛犬とお出かけする時に必要になる首輪。

そのデザインはさまざまで、かわいい愛犬に似合うものをつけてあげたいものですよね!

しかし同時に首輪の意味を考えることも重要です。

首輪の選び方とつけ方を改めて考えてみましょう!

首輪はなぜ必要?

 

犬と一緒に暮らしていると、首輪は必須のグッズと言えますね!

● 外出時にリードをつなぐため
● 迷子札や鑑札を装着するため
● 飼い犬だと示すため
● 飼い主さんからの制止をリードを通じて伝えるため

といった意味合いで着けることがほとんどです!

自宅から、もしくはお出かけした時に愛犬がうっかり逃走してしまっても、首輪をつけているだけで「この子には飼い主さんがいるのだ」ということを多くの人にわかってもらうことができます!

また、身分証明書を財布やかばんに入れて持ち歩くことがない犬にとって、首輪に迷子札などをつけておけば、飼い主さんの元に帰ってこれるような情報を身につけることも可能です!

そして、散歩中に愛犬が飼い主さんの元から離れようとしたり、行ってほしくない方向に行こうとした時には、リードを瞬間的に軽く引くことで、首輪を通じて愛犬に指示を素早く伝えられます。

首輪を選ぶ時には、愛犬のもしものトラブルやその予防対策として装着するものだということを、頭に置いて選んであげましょう!

首輪の選び方で重視すること

犬の首輪を選ぶ時には、見た目だけ優れていても本来の機能が発揮できません!

おしゃれなもの・かっこいいものの方が見ていて楽しいものですが、それだけでなく、愛犬の体に合う機能性に優れたものを選んであげましょう!

愛犬の体格に合っているか

 

まず何よりも考えてあげる必要があるのは、首輪のサイズ感です!

小型犬の首に太く重いものを装着すると、華奢な体つきの子が多い中、首周りに負荷がかかりすぎてコリや痛みにつながってしまうことがあります。

また、反対に大型犬の首に細く耐久性のないものを選んでしまうと、ぐっと引っ張った時に首に食い込みすぎて苦しい思いをさせ、簡単に壊れてしまいます!

小型犬用、中型犬用、大型犬用など、ある程度体格ごとにわけられたサイズ感を基準にして選んであげましょう!

首輪の素材に注目

犬用の首輪はさまざまな素材からできていて、それぞれにメリット・デメリットがあります!

愛犬の体格や着け心地から、ぴったりの素材を探してみてください!

 

● ナイロン、布

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B07GDDT5CP/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_lB59DbXY3K6GE

 

ナイロンや布素材のメリットは、何と言っても軽く、柔らかい素材であることです!

また、デザインも豊富で、シンプルなものから複雑な柄がプリントされたものまで、選ぶのがとても楽しい首輪の種類と言えるでしょう!

価格も比較的安いものが多く、購入しやすい素材の首輪です。

しかし、首輪の素材が柔らかいあまり、長さが合っていないと、犬が後ずさりした時にすっぽ抜ける危険があるため注意しましょう!

 

● 革

引用:https://www.peppynet.com/shop/item/id/941009

 

本革製の首輪は高級感があり、耐久性も高い商品が多いです!

最初がやや硬く感じる触り心地なので、長く使って少しずつ馴染ませていくことが重要です。

ナイロン製に比べやや重く、太いものになってくると小型犬にはやや負担がかかります!

愛犬の体格に合わせて、首輪の幅を変えてあげましょう!

本革は水濡れ後の手入れを怠ると傷んでしまうことがあるので、雨に降られた時などは愛犬の首から一旦外して、よく乾かすようにしてくださいね!

 

● 金属

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B07DLRB3PQ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_9D59DbD5JE9DK

 

他の素材に比べて、ちぎれたり壊れるリスクが少ないのが金属製です!

ただし、他の素材に比べて重量は増すので、大型犬用の首輪として活用されることが多いでしょう!

小型犬用として販売されている細いチェーン状の首輪は、あくまで飾り程度のため、リードをつなぐ首輪としては適していません。

また、金属としての特性から、サビや毛の絡まりに注意しなければいけません!

金属製の首輪は、大型犬や引っ張り癖のある犬のトレーニング用首輪として使われることがほとんどです!

首輪の形状ごとの違いも知っておこう

犬の首輪は、留め具や形状によって、使いやすさや使用目的が変化します。

ベルト穴方式

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B076JGGN1B/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_iM59Db15CJFT6

 

革製首輪のほとんどが、一定間隔に穴が開いていて金属を通して止めるベルト穴タイプです!

こういったタイプは一旦取り付けると留め具の部分が外れにくく、留め具の強度も高いのが特徴。

ただし、気軽につけ外ししたい時にはやや時間がかかるため、首輪をつける時におとなしくできない子などは他のタイプの首輪を選びましょう!

はめ込み式バックル

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B01CTNHWQA/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_XR59DbWS9D7Q0

 

着脱が簡単で短時間で済み、万が一愛犬の足や口が引っ掛かる事故があっても外れやすいのがこのタイプです!

このバックル部分はプラスチックなどの素材でできているため、ナイロンや布製の首輪と共に軽量化された首輪で活用されています。

しかしその分、金属素材に比べて破損しやすいため、お散歩前には留め具が壊れていないかをしっかりと確認してからお出かけする必要があります!

チェーン式

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B004S983K8/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_hJ59DbYJGZEQF

 

金属のチェーンで留め具を使うことなく作られているタイプの首輪では、普通につけている時はゆるい着け心地で、リードを介して引っ張られた時には絞まるようになっています。

そのため、大型犬の散歩や、引っ張り癖のある犬のトレーニング中などに使われることが多いです!

・全周がチェーンになっている「チョークチェーン」
・半周がチェーンで残り半分がナイロンや布の「ハーフチェーン」
の2種類があります!

プレミアカラー式

引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B000JD1PUW/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_wU59Db4FJXB2Y

 

こちらも普段の着け心地は余裕がありますが、全周がナイロンと一部の金属でできていて、引っ張った時の絞まり具合はチェーン式よりも優しい形状になっている首輪です!

全周がチェーン式だと重量があるし、愛犬の首に当たる時の負担が気になるという人に選ばれているタイプと言えます!

犬が前進した時には優しく絞まって動きを抑えてくれて、首周りの長さとぴったり合っていれば、他の首輪よりも後退した時のすっぽ抜けも少ないのが特徴です。

初めての首輪のつけ方

首輪をつける時には、愛犬に合った長さになっているか確認し、つけ始めの練習も忘れずに行ってあげましょう!

首輪の調整方法

首輪をつける時には、愛犬の首周りに合うように長さを調節する必要があります!

特に注意したいのがベルト穴タイプやバックルタイプのもの。

きついと呼吸が苦しくなったり、皮膚に首輪が擦れて赤くなってしまいます!

また、ゆるい場合は言わずもがな、犬が少しでも引っ張ったり後退すれば、簡単に抜けて逃走してしまう危険があります!

1.愛犬の首にゆったりはまるくらいに大まかに長さを調節
2.愛犬の首に装着して留め具をはめる3.首輪全体の長さを調節する
4.首輪と愛犬の首の間に自分の指2本分程度が余裕をもって入るかどうか確認

このような方法で、愛犬にぴったりの長さに調節してあげましょう!

首輪をつける練習方法

首輪をつける時には、愛犬が首輪嫌いにならないように少しずつ練習していきましょう!

1.食事の直前や遊ぶ直前に装着
2.装着後にすぐに食事や遊びの時間をとる
3.首輪を気にせず過ごす時間を短時間設けることができれば一旦外す

首輪を急につけられるとびっくりするわんちゃんも多く、一度「嫌だな」「邪魔だな」と感じると、それが首輪への拒否感につながっていきます!

それを避けるために、首輪をつけた後には愛犬にとって装着感を忘れられるような「夢中になれること」を行ってあげましょう!

最初は5分程度でもつけられればOKです!

首周辺に首輪が当たる感覚が怖い、留め具の音が怖いという時には、まずは装着せず、体の近くで慣らすだけでも構いません。

少しずつ時間を長くしていき、首輪を毎日つけることが当たり前になると良いですね。

犬によってはハーネスの活用も考えよう

 

首輪は犬とお出かけする時に、トラブル対策として必要な物ですが、
● 呼吸器系に病気を抱えている
● 首輪に適した体型ではない(寸胴体型で首輪が抜けやすい)
● 首周りに痛みを抱えている
● 老犬で歩き方がぎこちない(転んだりよろける危険がある)
という犬では、ハーネスへの変更を行ってあげてください!

首輪はピンポイントで負荷がかかり、体を支えることができません

首が絞まることで咳が止まらなくなったり、痛みを悪化させてしまうようなら、首輪をつけること自体が愛犬にとって大きなデメリットになります!

その点ハーネスであれば首を絞める危険が大幅に減り、体の前方を比較的広めに支えてあげることができます!

愛犬の今の体調や性格、行動の仕方によって、首輪を使うのかどうか、首輪を選ぶならどんなものが最適かを選んであげましょう!

 

 

 

以上、
「犬の首輪をおしゃれにしたい!でも見た目だけで良いの?正しい首輪のつけ方!」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!