「うちの愛犬が、口をパクパクして可愛い!」
これ、ただのかわいい仕草だと思って放っておいたら、実は意外な病気が隠れていることもあり注意が必要です!
このわんちゃんが口をパクパクしている時に考えられる原因を探ってみましょう!
Contents
犬が口をパクパクする原因
犬が口をパクパクと開閉する時には、口の中に異変が起きたり、異常を感じているから起こっていることがあります!
例えば、
● 口腔内異物
● 口腔内の炎症
● 歯周病による歯や歯肉の違和感
● 口腔内腫瘍
といったものが代表的です!
歯と歯の間に異物が挟まっていると、私たち人と同じようにわんちゃんたちも違和感を感じて口をモゴモゴと動かします。
これは、おもちゃをかじっている間に壊れた一部分が歯に引っかかったり、体をなめたために着いた毛が口に入ってしまったりした時にも起こり得ます!
また、口の中に口内炎や歯のぐらつきといった痛みの原因となるものがあれば、それが気になって口を開け閉めしている可能性もありますし、飼い主さんが気づかぬうちに口腔内腫瘍が拡大していた場合には口の中を圧迫するため、食事時や呼吸時に違和感を感じてしまうこともあります!
口をパクパクさせていることは、実は愛犬からの異常を知らせるサインである可能性もあるため、いつもと違う口の動きが見られたら、まずは口の中をしっかりと確認することから始めましょう!
口をパクパクさせるのは心理的な面も
もちろん、口をパクパクさせることが必ずしも病気につながるというわけではありません!
わんちゃんたちは、遊びの中で興奮したり、目の前に待ちきれない欲しいものがあってソワソワしている時にも口をパクパクさせることがあります!
ドッグランなどでボール投げをする時に「早く投げて!」と楽しそうにしていたり、おやつを目の前にして「待て!」で耐えている状況などがこれに当てはまりますね!
もしも普段は特に口を開け閉めせず、興奮している時にだけ見せるということであれば、口の中の異常ではなく心理的な面が関わっているかもしれません!
ハエ噛み行動と呼ばれる症状にも注目
犬が口をパクパクさせる症状として有名なのが、「ハエ噛み行動(ハエ追い行動/フライバイト)」と呼ばれる動作です!
これは、空中に何もないにも関わらず、何かを捕まえようとするかのようにパクパクと空気を噛むような行動のことを指します!
このハエ噛み行動は、
● ストレスからくる転移行動・常同行動
● 犬の強迫性障害
● てんかん発作(焦点性発作)
などが原因とされていますが、確定診断のためには脳のMRI検査などを必要とすることもあり、原因がはっきりしないまま過ごしているわんちゃんも少なくありません!
緊張や不安といった極度のストレスからくる常同行動である場合、その原因を取り除いて行動診療科の専門獣医師の元治療を行っていく方法も検討する必要があります!
ナショナルジオグラフィック「強迫性障害に見る犬と人間の共通点」:
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8062/
対して、脳の病気や電気信号の伝達異常が原因で引き起こされている時には、発作を抑制するための投薬治療などで対応していくことになります。
発作の場合は発生している最中に飼い主さんの呼びかけに反応できず、治まった後はケロッとしていつも通りというパターンが多いため、「一時的なものだし…」と様子を見てしまっているケースもあります!
いずれにしても、口のパクパクが特殊な動きをしていた場合には、こういったハエ噛み行動ではないかも注意して見ておきましょう!
口のパクパクと同時にこんな症状に要注意!
口をパクパクさせているのを見た時には、状況に合わせて獣医師の診察を受けるようにしましょう!
特に、次のような状態・症状が同時に起こっている場合には早めの診察をおすすめします!
・回数や頻度が多い(1日に何度も行う、数日おきに繰り返すなど)
・パクパクさせるだけでなく、前足で気にしたり頭を振ったりする
・口をくちゃくちゃさせたり、よだれが多い
・口周りを触られるのを嫌がる
・ごはんをこぼしたり、食べるのがゆっくりになった
・口周りがぷっくりと腫れているように見える
・歯石が目立ち口臭が強い
こういった場合には口腔内の異常・病気が発生している可能性が高まります!
また、できものが目に見えて大きくなってきたり、先ほどご紹介したようなハエ噛み行動の後に全身をガクガク震わせるようなけいれんにつながるようであれば、できる限り急いで病院へ向かいましょう!
「いつもと違う」動作に気づけば愛犬の健康管理につながる
もしも愛犬に普段と違う動作が見られたら、ぜひその様子を動画に撮るようにしてください!
動物病院の診察では、どんな口の動きか、パクパクさせている時に同時に見られる症状はどんなものかといったことから、病気の診断につながることがかなりあります!
診察室の上でやれといってもできないことがほとんどのため、
● 動画を撮影する
● いつ、何回、どんな場面で起こったか記録する
ことを行っておくだけでも、愛犬の診察にかなり役立ちます!
「あれ?何だかいつもと違う動きをしているな…」と飼い主さんが気づくその1歩が、愛犬の異常を早期に発見するために最も重要です!
毎日愛犬と向き合って、ぜひコミュニケーションを取ってあげてくださいね!
以上、
「犬が口をパクパクする!これってどういうこと?」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!
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