丸い顔に大きな目が特徴のパグは、短頭種の中でも昔から日本で愛されてきた人気者です。

パグをこれから迎え入れようかなと考えている人も、今一緒に暮らしている人も、パグがどのように歳を重ねて寿命を迎えるのかを知って、健康管理に生かしてみましょう!

パグの年齢早見表

 

犬の年齢 人間に換算
3ヶ月 3歳
6ヶ月 6歳
1歳 12.5歳
1歳半 18歳
2歳 25歳
3歳 30.95歳
4歳 36.9歳
5歳 42.85歳
6歳 48.8歳
7歳 54.75歳
8歳 60.7歳
9歳 66.65歳
10歳 72.6歳
11歳 78.55歳
12歳 84.6歳
13歳 90.45歳
14歳 96.4歳
15歳 102.35歳

 

小型犬であるパグの場合、最も簡単な計算方法は、精神的・身体的に成熟する2歳(人に換算すると25歳)以降の年齢で、1年ごとに4歳ずつ足し算していく方法です!

例えば、3歳であれば「25歳+4=29歳」ですね。

しかし今回ご紹介しているのは2013年にBBC NEWSが報じた、犬種ごとの平均寿命に合わせた年齢換算方法です!

この場合、

● 2歳までは1年につき12.5歳ずつ足す
● 3歳以降は1年につき5.95歳足す

といった方法を取るので、通常の「1年ごとに4歳ずつ足す」小型犬の計算式に比べると、高齢期に至るまでのスピードが速いと感じるはず!

BBC NEWS「Dog years: The calculator」
 
 
 

 
 
しかしそれも、パグの平均寿命を考えてみると納得のいくものになっています!

パグの平均寿命

パグの平均寿命には幅があり、一般的には12~15歳と考えられています。

ところが、ペット保険会社大手のアニコムの調査報告によれば、2014年の時点で「12.3歳」、2017年の時点で「12.7歳」とわずかな伸びはあるものの、犬全体の平均寿命である約14歳に比べると短めだと言える結果が出ているのです!

アニコム「家庭どうぶつ白書2019 第3部 第2章:品種別の統計」

こうして見てみると、「(犬)12歳=(人)84歳」という計算結果は、妥当なものだと言えるのではないでしょうか?

今回BBC NEWSが紹介した計算方法はすべての犬種を網羅しているわけではないため、一部の犬種のみで適用できるものと言えます!

しかし、

「パグという犬種に寄り添った年齢早見表を作りたい」

「愛犬が周りにいる他の小型犬種に比べてシニア犬に見える…」

といった気持ちを抱えている飼い主さんには、特におすすめの計算方法です!
 
 

パグに長生きしてもらうための飼い方

犬全体の平均寿命では、一般的に中型犬・大型犬よりも小型犬の方が平均寿命の数字としては長く出ることが多いはずです。

しかしパグのように、場合によっては中型犬よりも短命だとするデータが出ている犬種も中にはいます!

一体それはなぜなのか、飼い方のポイントから探ってみましょう!

鼻ぺちゃだからこそ呼吸器系の異常に注意

パグが寝ている時のいびきに思わずクスッと笑いがこぼれたり、ガハガハとのどを鳴らしながら楽しそうに動いている姿にパグらしい愛嬌を感じて愛しく感じる飼い主さんも多いですよね。

しかし、その原因の多くは「短頭種気道症候群」と呼ばれる鼻からのど、気管にかけての空気の通り道に異常があるからこそ起こっている可能性が高いのです!

放っておくと少し動くだけで息苦しくなったり、エアコンで室温を調整していたにもかかわらず熱中症で命の危険に陥るなど、平均寿命通りで亡くなってしまう原因にもなりかねません!

愛犬が就寝時にするいびきが酷くなったり、軽い運動時でも「ガーガー」「ゼーゼー」と音が気になるほど全身を使うように大きく呼吸しているのであれば、可能な限り早くかかりつけの動物病院で治療方法を検討してみましょう!
 

肥満を防ぐ食生活を

食いしん坊が多いパグは、甘えん坊な性格でもあるため飼い主さんにもおねだり上手な子が多いでしょう。

ただし、普段通りのごはんに加えて

● 犬用おやつ
● 人の食卓からのおすそ分け

も食べるようになると、カロリーオーバーによる肥満につながり、心臓や血管系の異常や高脂血症、関節疾患の発症・悪化などのリスクを上げてしまいます!

まさしく「肥満は万病の元」という言葉通りで、現在では「肥満そのものが病気である」とも言われているのです!

また同時に、タンパク質・脂質・動物性たんぱく質に多く含まれるリンなどのミネラル成分を過剰摂取することで、
● 肝臓、胆嚢、膵臓、胃腸などの消化器系
● 腎臓や膀胱などの泌尿器系
にも負担をかけ、消化不良だけでなく肝炎や膵炎、慢性腎不全などの発症にもつながっていきます!

食事内容をコントロールし、お散歩や遊びで適度に運動して筋肉量を維持することが、長生きのためには重要です!

犬用おやつの中には、歯磨きガムなど「健康に良いと思うからあげているもの」も含まれているため、愛犬が口にするものをトータルで見て考えてみてくださいね。

食欲旺盛なパグには、

● 1日2回の食事を1日3~4回に小分けにしてあげる
● 早食いを防ぐために飼い主さんの手から少しずつあげる
● 早食い防止食器や知育玩具を活用してゆっくり食べてもらう

などの方法で、「食べたい気持ち」を満たしてあげる時間と回数を増やしてあげましょう!


 

顔のしわの隙間は丁寧にお手入れ

パグはぎゅっと押しつぶしたような顔つきがかわいらしいですが、その分しわの隙間に汚れが溜まりやすく、皮膚炎の原因になりやすいため注意が必要です!

特に夏は体から分泌された皮脂が暖かい空気に触れて酸化しやすく、思わず「臭い!」と飼い主さんが感じてしまうポイントになってしまうことも多いでしょう。

そんな時には柔らかいガーゼやコットンをぬるま湯に浸し、汚れを優しく拭き取り皮膚を衛生的に保つお手入れを毎日取り入れてあげるのがおすすめです!

特に食後は口周りも汚れやすいため、顔全体のお手入れをするつもりで行ってあげてください。

お手入れ後、顔周り・しわの中が濡れたままになると、結局のところ雑菌が繁殖する大元になってしまうので、仕上げは濡らしていない乾いたガーゼやコットンで優しく水気を拭き取りましょう
 

大きな目は傷つきやすい

好奇心旺盛で遊び好きなパグは、お散歩中に草むらへガサガサと入り込んだり、人や他の動物に興味津々に近づくことも多いかもしれません。

ここで注意したいのは、短頭種であり大きな真ん丸の目が特徴であるばかりに、眼球に傷がつきやすいということです!

植物や野良猫からのひっかき傷などが原因になることも多く、角膜潰瘍やぶどう膜炎など、「目が痛い!」と愛犬にとって大きなストレスになる眼科疾患につながりかねません!

愛犬がグイグイとリードを引っ張っても、向かう先には何があるのかをしっかりと飼い主さんが確認し、目に傷がつくのを防いであげてくださいね。
 
 

長生きの秘訣は病気のリスクを下げる毎日の生活

パグはシニア期に発生しやすい病気が比較的多いと言ってもいい犬種です!

すべてのパグに通用するわけではありませんが、若い頃からどれだけ手をかけてお手入れや病気のリスクを下げる日常生活を送らせてあげていたかによって、長生きにつながるかどうか明暗が分かれる可能性があります。

その場だけでの愛犬や飼い主さんの楽しみばかりを優先するのではなく、将来的な体の状態も見すえながら高齢期に向けて準備してあげましょう!
以上、
「パグの「犬の年齢早見表」永久保存版!長生きする飼い方とは?」でした!
 
本日もお読みいただきありがとうございました!
 
 
 
 
 
 

~しつけでお悩みの方へ~


 
・私の犬って、何でこんなに吠えるの?
・決めた場所でおしっこしてくれない。
・通行人に噛みついちゃった!大変!
・私の犬なんてお手すらしてくれない。
 
私の愛犬に限って、ダメ犬なんじゃないかしら?
 
 

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