新型コロナウイルスの影響により、感染予防の意識が高まっていますね。
これから暖かくなるにつれて菌の繁殖に最適な環境が増え、飼い主さんが気をつけたい除菌場所も登場します。
一体どこを綺麗にすべきなのか、愛犬と飼い主さんの健康を守るためのポイントをご紹介します!

暖かさが増すと増える問題

 

日本の四季で厄介なのは、湿度が高まる梅雨から夏にかけての暑い時期ですよね!

寒い季節に比べると、細菌真菌(糸状菌や酵母といったいわゆるカビ)も増えやすくなり、愛犬の健康状態が悪化する原因となることがあります。

そこでまずは、熱中症以外にも気をつけたい菌が関わるわんちゃんの健康トラブルについてご紹介します!

皮膚炎や外耳炎の増加

愛犬の体から分泌される皮脂や、絡まって毛玉になった抜け毛は、体の表面に存在する菌にとっては大きな栄養源となり、夏には蒸れやすさもあいまって急速に皮膚炎や外耳炎を悪化させることがあります!

こういった高温多湿の環境が関わる皮膚トラブルの病名では、
● 膿皮症(細菌感染)
● マラセチア性皮膚炎(真菌の異常増殖)
● 皮膚糸状菌症(真菌感染)
が有名です。

皮膚のバリア機能が弱りやすいアトピー性皮膚炎を抱えていたり、ケガをして傷口がある時には特に、細菌や真菌が入り込んで簡単に繁殖してしまうことも多いのが夏の皮膚トラブルの特徴です!

食中毒の発生

食品や水から感染する胃腸炎は「食中毒」と呼ばれ、
● サルモネラ
● 大腸菌
● カンピロバクター
などの増殖した細菌に感染して起こる嘔吐や下痢が増えやすいのが夏です!

愛犬だけでなく人にも大きく関わるため、子どもやお年寄りがいる家庭では特に気を配っている飼い主さんも多いかもしれません。

手作りご飯や生肉食の管理、水や食器の交換がきちんとできていないと、愛犬が急に腹痛を訴えて体調を崩すこともあるため注意が必要です!

愛犬の身の周りの除菌におすすめの液剤とは

 

愛犬の周囲にあるものを消毒・除菌する時には、洗濯や台所用洗剤の使用、熱湯消毒などが思い浮かびますよね。

最近では新型コロナウイルスの影響によって家庭用の塩素系漂白剤を希釈する方法や、手に入りにくくなっていますがアルコール消毒などを活用する飼い主さんも増えているはず!

しかし、愛犬が舐めてしまって中毒を引き起こすリスクや、きつい匂いが苦手だという飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そんな時におすすめなのが、動物病院でも使われている「バイオウィル」シリーズです!

株式会社グッドウィル「バイオウィルクリア」

独自に開発した複合型持続性二酸化塩素によって、
・細菌
・真菌
などの除菌を始め、強力なパルボウイルスの活性を抑える効果も備えています!

布製品・愛犬の体にも直接使用できるので幅広く活用できますよ!

除菌を心がけるポイント

増殖しやすい菌を抑え込むには、愛犬が過ごす場所や使うものを意識して除菌を行うことが大切です。

ここからは、これから暖かくなるにつれて気をつけておきたい除菌ポイントを対処法と共にご紹介します!

愛犬が過ごす室内空間全体

 

室内は安心・安全と思っていても、抜け毛やほこりが溜まってくると室内で舞い上がって環境が汚染される原因となります!

・上から下へ
・隅から中央へ
という基本に注意しながら、室内に落ちたゴミを集めるように掃除しましょう!

掃除機を使用した掃除が一般的ですが、まずは毛やほこりが舞い上がる前にバイオウィルなど愛犬が舐めても安心な除菌スプレーを利用して拭き取り掃除を行っておくと、掃除機をよりかけやすくなりますよ!

食器やおもちゃなど愛犬の唾液が付着する場所

 

愛犬がよく口にしたり舐めてしまうものは、必ず唾液が付着しています。

特に食器は食べ物や飲み水を入れることで菌の繁殖場所になってしまうことがよくあり、除菌や消毒がきちんとできていないと愛犬が菌をそのまま口にしてしまいます!

食べ終わったら食器はすぐに洗い、夏場は水が入る器も1日2~3回交換してその都度洗ってあげましょう。

食器用洗剤で洗ってよくすすぐだけでも十分ですが、気になる人は煮沸消毒や除菌スプレーを併用すると良いですね!

噛む布製おもちゃを洗わずに使用し続けたり、散歩中に遊びのようにリードを噛む癖がある場合は、悪臭の原因菌が増えるきっかけにもなるため、通常の洗濯方法・手洗い・熱湯消毒を組み合わせて衛生的に使えるようにしましょう!

角度がついて洗いにくいゴムのおもちゃなどは、食器用洗剤を溶かした水につけ置きして汚れを浮かした後、歯ブラシなどで擦ると綺麗になるのでおすすめです!

愛犬のベッドや服など毛やフケが付着しやすいもの

 

愛犬が普段寝ている犬用ベッドも、毛やフケが溜まりがちな部分です!

感染性の皮膚炎にかかってしまったわんちゃんの場合、薬で菌の繁殖を抑えたとしても、普段よく過ごしている場所に菌が残っていれば再感染し続けて治りが遅くなる可能性があります。

特に皮膚糸状菌症は飼い主さんにも感染する可能性があるため、愛犬の体によく触れるものは付着した毛やフケをコロコロで取り除いた後、こまめに洗濯洗剤で手洗いするようにしましょう!

首輪や犬服なども、繰り返し使用しているうちに皮脂汚れが溜まりやすくなるため定期的に洗ってあげてくださいね!

愛犬の食事を保管している容器

 

ドッグフードを袋から入れ替えて密閉容器で保管している飼い主さんもいるかもしれませんね。

夏は涼しく日光が当たらない場所に保管していても、室温が上がってしまうとどうしてもドッグフード自体の傷みは早くなります

空気に触れるたびに酸化するのはもちろんのこと、人の目ではわからないレベルの傷みを愛犬が鼻で嗅ぎ分けて、食欲低下の原因になってしまっていることもかなりあるのです!

夏場はドッグフードの長期保存を避けられるよう、
・2週間程度で食べきれるサイズのパッケージを選択
・保存用にしている容器をこまめに洗う
・移し替える容器を除菌スプレーで衛生的に使用できるようにしておく
ことが重要です!

汚れが溜まっていることに気づきにくいケージやキャリー

 

暖かくなって活用することが増えるお出かけ用のキャリーや、普段利用しているケージ・サークルの衛生面にも気を配りましょう!

お出かけに使用するものは、極端に言えば外で細菌・真菌・ウイルスに触れることが多いものでもあります!

ケージやサークルの網になっている部分は、愛犬の排泄物に触れて汚れが落としきれていない可能性も!

除菌液を全体にスプレーして拭き取り掃除を行うか、丸洗いできるものは洗剤で洗うとスッキリしますよ!

愛犬自身の体

皮膚炎を防ぐためには愛犬自身の体を清潔に保つことが重要です!

・毎日のブラッシング(特に換毛期)
・月に1回程度のシャンプー(頻度は皮膚の状態に合わせて獣医師やトリマーと相談)
・濡れた体のドライング(乾燥)
を行うことで、皮膚表面の菌の繁殖をぐっと抑えることができます!

特に湿った場所は菌にとって絶好の繁殖ポイント

散歩後の足洗い・足拭きでも濡れたままだと肉球の間に菌が増殖して指間炎などの原因になるため、最後はしっかりと乾いたタオルなどで拭いてあげてくださいね。

菌の発生を防いで夏を元気に乗り切ろう

菌の増殖を許してしまうと、愛犬の健康を損なうだけでなく、飼い主さん家族の健康にまで影響を及ぼしたり、健康上は問題なくても臭いや見た目の汚れに悩まされてしまうこともあります。

環境や物を清潔に保つだけでも病気のリスクは大きく減るため、ぜひ除菌・消毒の意識を持つことをおすすめします!

また、愛犬に触れた後には手洗いをしっかり行ったり、口移しやキスは避けるなど基本の触れ合い方にも注意して、犬と人の間で病気を感染させ合うことを防ぐように心がけましょう!

 

 

 

以上、
「こんなところにも?犬を飼っていて気になる除菌場所とは?」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!