新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、感染症への予防意識が広がりを見せています。

その意識は人だけにとどまらず、一緒に暮らすペットの健康問題にも及ぶほど!

そこで今回は、愛犬の身のまわりから感染症を取り除くためにはどうすれば良いのかをまとめてみました。

飼い主さんは手洗いうがい!愛犬は?

 

感染症の原因となるものには、
・ウイルス
・細菌
・真菌
などさまざまあり、今回話題となっている新型コロナウイルス以外にも、人と動物に感染する病気として注目を集める病気はたくさんあります!

こういった感染症から身を守るためには、飼い主さんの場合は正しい手洗いとうがいを頻繁に行い、外で得たウイルスや細菌などを落としたり、アルコール消毒を行うことが推奨されていますね!

しかしわんちゃんの場合は、人のように外出のたびに手洗いやうがいを行うことが難しく、体に直接的に消毒を行うことも現実的ではありません

その代わり、東京都獣医師会からは、今回の新型コロナウイルスに関して、

「新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」

として、万が一感染者となりお世話できなくなった飼い主さん宅からわんちゃんを移す時には、犬の体の表面に付着しているかもしれないウイルスをシャンプー剤で洗い流すことが勧められています!

新型コロナウイルスは界面活性剤で死んでしまうため、この方法が推奨されているというわけですね!

ところが、いくら感染対策とは言え、自分がお世話を続ける予定の愛犬の体を毎日シャンプーしてしまうと、皮膚に必要な潤いまで落としてしまい、皮膚トラブルにつながる可能性もあります。

そんな時には、愛犬の体に直接働きかけるのではなく、周囲の環境からウイルスや細菌を除去する意識を持つことをおすすめします!

自宅でできる消毒方法

ウイルス・細菌・真菌・寄生虫といった感染症の原因になるものには、それぞれに対応した消毒方法を行う必要があります

そのため、今回は新型コロナウイルスに関して有効な消毒方法をまとめてみました。

自宅にあるものを使って、愛犬の周囲からウイルスを除去する方法として取り入れてみてくださいね!

1.熱を利用して消毒する

 

新型コロナウイルスは熱に弱い性質を持つことが分かっています。

そのため、熱湯消毒も有効な消毒方法の1つと言えるでしょう!

しかし、ここで注意したいのが、ウイルスを無毒化するために必要な「温度」「時間」です!

基本的に熱湯消毒が効果を発揮するのは、「80℃以上の熱湯に10分以上もしくは100℃で5分以上つけた場合」とされています!

実はこれが案外難しく、沸騰したお湯を用意していたとしても、10分経つ頃にはお湯の温度が大幅に下がってしまっていることも少なくありません!

そのため、大きいお鍋を火にかけた状態のままで入れることができる小物が中心の消毒方法となり、やや不便さを感じてしまうかもしれません。

2.アルコールを利用して消毒する

アルコール70%以上の消毒用の除菌スプレーなどが、新型コロナウイルスに効果を発揮することも判明していますね!

現在入手困難なことがほとんどのため、自宅にストックがあるという方に向けた消毒方法となりますが、身近にあるものを手軽に消毒したい時には最も便利であると言えるでしょう!

スプレーの形状で使用すれば、小物から大き目のグッズ、愛犬の生活環境まで幅広く拭き取りができます

3.次亜塩素酸ナトリウムを薄めて消毒する

 

入手が難しいアルコール消毒剤の代替品として活用できるのが、次亜塩素酸ナトリウムを薄めて消毒する方法です!

次亜塩素酸ナトリウムとは塩素系の漂白剤で、いわゆる「ハイター」がこれに当たります。

消毒効果はかなり高く、アルコール消毒の効果も超えるほどなので、動物病院でもこれを使用した感染症対策が実施されるケースもあります!

ドアノブやテーブルなど、飼い主さんと愛犬の周りにあるものを消毒するには、0.05%濃度の次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作りましょう!

花王が販売している家庭用キッチンハイターで作る場合は、それを0.05%までに薄めるために
・水:1リットル
・次亜塩素酸ナトリウム原液:25ml(商品付属のキャップ1杯分)
を混ぜ合わせてください。

使用する商品の原液濃度によって作り方は異なるため、新潟県柏崎市が公表している「新型コロナウイルス感染拡大防止のための次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方」を参照するととても便利です!

次亜塩素酸ナトリウム消毒液を利用する時には、
・愛犬が間違って舐めないように消毒中は隔離する
・変色や腐食が発生する可能性があるため使用後は水拭きする
・消毒する時には手袋を着用して行う
・十分な換気をしながら消毒し、実施中に他の液剤と混ぜない(有害ガスの発生を予防)
・作り置きは次亜塩素酸ナトリウムの濃度が下がる可能性があるためその都度作って使用する
といったルールを守って活用してくださいね!

4.新たな代用品に注目

2020年4月15日には、経済産業省から
・界面活性剤(台所洗剤などに含まれる)
・次亜塩素酸水(塩酸や食塩水を専用機器で電気分解して作成)
・第4級アンモニウム塩(ウェットティッシュなどに含まれる)
の3つが、新型コロナウイルスに対する消毒効果を発揮すると発表されました!

検証試験は5月中旬の予定としばらく先ではありますが、現状使用しても効果はあるとしています。

愛犬の身の周りの消毒に活用できる選択肢が増えるのは良いことですね!

感染症が流行している時に実施すべきこと

 

ここまで新型コロナウイルスに対する消毒についてお話してきましたが、感染症の対策には、
「自分と愛犬がもらわない」
「誰かに移さない」

ということが大事なポイントになります!

そのためには、現在感染症が流行しているような状況では、
・飼い主さんとわんちゃんの口移しやキス、食器の共有など濃厚接触を避ける
・人混みがある場所を散歩コースにしない
・自宅への来客や愛犬を連れての外出を極力制限する
・動物病院へ来院する時には予約診察や駐車場での診察待ちを行う
など、飼い主さんにできる無理のない感染症対策を行うことが最も重要です!

家庭内の身の周りの消毒を行いつつ、飼い主さんが愛犬と一緒にとる行動が感染症対策に最も重要なのだと理解して、この時期を乗り越えていきましょう!

感染症対策は情報を更新しつつ対策しよう!

 

今回の新型コロナウイルスの流行のように、感染症が発生した時には状況が二転三転することもよくあります。

ペットへの感染リスクはないとされていたところから、世界で数例犬や猫への感染が報告されたことを見ても明らかですね。

コロナウイルスは犬にうつる?犬への影響と人への感染の可能性は?

幸いにも、今のところ愛犬たちには大きな健康被害は生まれていませんが、今後もよく注意して見ていきたいですね!

愛犬を守るためには、飼い主さんが元気でいることが1番です!

政府や新聞、獣医師会わかりやすい内容で公開している新型コロナウイルス対策方法なども参考にしながら、収束までみんなで乗り切っていきましょう!

日本経済新聞「緊急事態宣言、感染対策で家庭の備えは? 食事や掃除…」

東京都獣医師会「飼い主のみなさまへ」

 

 

 

以上、
「犬も消毒した方が良い?自宅でできる消毒方法をご紹介!」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!