犬にとってストレスを解消するには、運動や遊びが良いとよく言われています!
それ以外にも、飼い主さんによるマッサージを取り入れるのも実はとても効果的なんです!
今回は初めて愛犬にマッサージをしてみたいという人に向けて、犬のマッサージとはどんなものかをお話します!

Contents

なぜ犬にもマッサージが効果的なの?

「犬にマッサージ!?」
と驚く飼い主さんもいるかもしれませんが、実はここ数年愛犬にマッサージをしてあげたいという人は急増中です!

飼い主さんが愛犬に行うマッサージのメリットとして、

・自宅にいながら短時間でできる
・愛犬の体調の変化に気づきやすくなる
・飼い主さんも愛犬ものんびりとした気持ちになれる
・お互いに向き合う時間を持てる

といったことがあげられます!

それと同時に、

「飼い主さんともっと触れ合いたい」
という心理的なストレス
「上を見上げたり足腰が悪くて体に負担がかかって痛い…」
という身体的なストレスを抱えている愛犬の負担を、飼い主さんの手で和らげてあげられる可能性を秘めているのです!

マッサージをすると、

・脳から出るアルファ波による癒し効果
・全身の血流が良くなる
・筋肉のこわばりを和らげる、痛みの緩和
・リンパの流れを良くしてむくみを緩和

といったリラックス効果が期待できるので、心理的・身体的な愛犬のストレスにアプローチできるというわけですね!

 

犬のマッサージってどんなもの?

では、犬に行うマッサージとはどんなものかを実際に考えてみましょう!

自宅で飼い主さんが行うものは「リラックスマッサージ」に分類されるもの!

動物病院で、治療のために行われる筋肉の各部位をほぐすことを意識した「リハビリマッサージ」とは全く異なります!

そのため、簡単に言ってしまえば、
「自分の愛犬が気持ちいいと思える場所」「重点的に」「自由な時間行うことができる」
というのが大きなメリットです!

自由度の比較的高いリラックスマッサージですが、愛犬に行う時にはいくつかの注意点をチェックしておきましょう!

 

マッサージをする時に注意したいこと

愛犬にマッサージをする時には、以下のようなポイントをクリアしているかを確認しながら行う必要があります!

愛犬にとって、

「マッサージをしてほしくない時」
「間違った方法でマッサージをしてしまった時」

にはせっかくのストレス解消マッサージのはずが、逆にストレスを与えてしまうことになりかねません!

愛犬にマッサージができる体調かどうか確認!

マッサージを始める前にまず確認したいのは愛犬のその日の体調です!

・骨折などの大きなケガで炎症が強い
・発熱している
・出血している
・感染性の病気にかかっている
・がん
・てんかん発作を薬で抑えている

こういった状況の子は、血流やリンパの流れを良くするといった行為が逆効果になったり、体を温めた結果熱が上がったりすることも!

また、人と犬どちらにも感染するような皮膚病にかかっているような子は、濃厚な接触が飼い主さんへの感染リスクになることがあります。

そもそも、私たち人も体がしんどい時には「そっとしておいて…」と思うことが多いはず!

愛犬の体調がすぐれない時は、無理に行うことは避けてあげましょう!

持病がある子については、事前に獣医さんに確認した上で行うかどうかを判断してくださいね!

マッサージの時間と力加減に注意!

自分が長時間強めにマッサージされるのが好きな人にとっては、愛犬にもついつい同じようにしてしまいがちです!

ですが、マッサージ初体験の愛犬にとっては、

「痛い!何するんだよ」
「まだやるの?長いなあ…」

ストレスがかかる原因にもなるため、人と犬のマッサージは違うということを最初は意識しておきましょう!

力加減の目安としては、最初は愛犬の体に「手を置く」イメージで始めてみます!

そこから電子測りなどで1㎏程度の重さまで力を加えてみて、愛犬の反応を確認しましょう。

同時に、時間は1回あたりを厳密に決めなくても構いませんが、1日15分程度でも十分です!

その子その子に合わせて「飼い主さんが愛犬にきちんと向き合ってあげられる時間」で実施しましょう!

マッサージ中に、愛犬の「気持ちいい」「痛い・やめて」のサインを探りながら行うのがリラックスマッサージのポイントです。

愛犬が気持ちいいと思っているかを確認しよう

では、マッサージ中の犬の「気持ちいい」と思っている時のサインを確認しましょう!

・うっとりとした表情
・口をくちゃくちゃさせる
・あくびをする
・目をとろんとさせる
・体から力が抜けて横になる
・うとうとする、眠る

といった時には、愛犬にリラックス効果を与えられている証拠です!

反対に、

・そわそわする
・尻込みする、後ずさりして飼い主さんから離れる
・途中で急にくるっと振り向く
・飼い主さんの手から逃げていく

といった時には「マッサージの気分じゃない」「痛い」という気持ちを愛犬が示していると理解しましょう!

この場合は、その日はマッサージがストレス解消の助けにはならないため、すぐにストップしてあげてくださいね!

ちなみに、
飼い主のマッサージが上手くなると、愛犬の健康状態まで向上することができちゃいます!

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愛犬へのマッサージの方法

 

愛犬にマッサージをする時には、いくつかのなで方・もみ方を組み合わせて行うと効果的です!

愛犬の好きな動きを探してオリジナルマッサージをしてあげましょう!

引っ掻く

指先を立ててワシャワシャと優しく掻くように行います!

背中などの広い場所を中心に行うと効果的です。

もむ

人差し指から小指までの4本の指先を使って、首や肩を中心に優しくもみます。

特に犬たちは、人を下から見上げる姿勢が多かったり、前方に約6割の体重負荷がかかっているため、首や肩回りが特に痛みがち

ただ、凝っている子ほどもむ力を込めると痛がってしまうので、最初はごく優しい力から始めてくださいね!

円を描く

手のひらや指先を使って、ゆっくりと丸を描くようにほぐすのも効果的です!

最初は優しく「なでる」ようなイメージで始めてあげると良いでしょう。

首や肩はもちろん、お腹周りやお尻周りなど幅広く使えます!

皮膚を持ち上げる

皮膚のたるみがある首からお尻付近にかけて、背中の皮膚をゆっくり持ち上げておろすという動きを下に向かって繰り返します。

下に到達したらまた上から行いましょう!

硬くなった皮膚を柔らかくして、皮膚状態を良好にしてくれますよ!

圧迫する

足は握るような感覚で、体は手のひらで押して離す、握って離す、を優しく繰り返します!

押すことでいったん血流を止め、離すことで血流を再開します。

この一連の動きによって、血流の改善が期待できます!

愛犬のためのマッサージは飼い主さんのためでもある!

 

マッサージをすることは、愛犬にとって飼い主さんとゆっくりコミュニケーションを取れる時間です!

リラックスできて飼い主さんを独り占めできる時間は、愛犬にとって日頃のストレスを解消できる良い機会です!

同時に、飼い主さんも気持ちよさそうな顔をしている愛犬を見て、

「やってあげて良かったな」
「いつものお世話以外に愛犬にしてあげられることが増えたな」

という自分の喜びにもつながります!

愛犬と自分のストレス解消になるリラックスマッサージを、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね!

 

 

 

以上、
「犬にこのストレス解消マッサージをするととても気持ち良さそうです!」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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