愛犬の鼻になんだか違和感がある!
こんな時は、もしかしたら鼻づまりが起きているかもしれません!
鼻づまりの時にはどんな症状が出るのか?
また、その原因は何か?
一覧で紹介します!
Contents
鼻づまりが起こる原因は?
私たち人と同じように、犬たちも鼻水などによって鼻づまりを引き起こすことがあります!
鼻づまりが起こる原因は一過性のものだけでなく、思いもよらない重度の病気が隠れていることもあるため注意しなければいけません!
まずは鼻づまりを引き起こすことがある病気を知っておきましょう!
アレルギー・鼻炎・鼻腔内異物
体にとって排除すべき刺激物が鼻に入ってきた場合、鼻はくしゃみや鼻水をもって外へ押し出そうとする仕組みがあります!
しかし、
・細菌やウイルスによる感染
・体が特定の物質に対して過剰に反応してしまうアレルギー
・異物が入り込んでしまったまま残ってしまう鼻腔内異物
などによって、鼻の粘膜が傷ついたり炎症を引き起こしてしまいます!
鼻の粘膜が腫れたり、水っぽい・時には膿っぽい鼻水が増えて、鼻の穴を占拠してしまうため鼻づまりとして呼吸がしづらくなります!
重度歯周炎
歯周病も病気が進行すると、歯を支える骨が溶けたり歯の根元が膿んでしまうことで、口から鼻に穴が開いて貫通してしまうことがあります!
口の中をパッと見た時には歯周病の進行度合いはわかりづらいことも多く、特に根元の状態は歯科レントゲンなどで判断しないと外からは確認しづらいものです。
高齢で長らく歯石除去を含めた口腔ケアを行っていなかったり、元々口腔環境が悪化しやすいタイプの子は、根幹に歯周病の悪化があって鼻づまりの原因になっているかもしれません!
鼻腔内腫瘍
鼻の中に腫瘍ができた場合には、その腫瘍自体が良性でも悪性でも、鼻の穴の通り道を邪魔してしまうことに変わりはありません!
鼻呼吸はしづらくなりますが、犬たちは鼻がダメなら口から呼吸したりと症状が見つかりにくく、発見が遅れることもあるため注意が必要です!
大きくなった腫瘍が鼻の中にあることで刺激になると、くしゃみ・鼻水はもちろん、腫瘍から出血して鼻血として症状が現れることもあります!
鼻づまりの症状とは?
鼻づまりはその名の通り、鼻の通り道が鼻水や鼻血、異物や腫瘍で塞がれてしまっている状態です!
そのため、
・人が気になる程度まで鼻水が出るようになった(前より増えた)
・フガフガ、ブーブー、スース―と呼吸時に鼻から音が聞こえる
・くしゃみ・逆くしゃみが多い(1日に何度もする)
・呼吸が苦しく夜に眠れない
・口呼吸が増えた(よく口を開けてハアハアと呼吸している)
といった変化があれば鼻の病気も視野に入れて気にかけてあげましょう!
鼻づまりは病院に行くべき?
鼻づまりを起こしたことがある人はわかるでしょうが、毎日息苦しい感覚にさいなまれるのはとても辛いですよね?
横になって眠ろうとしても呼吸がしづらくて起きてしまうこともあるでしょう!
ましてや、犬という動物にとって嗅覚は毎日の生活に欠かせないものです!
人の何倍も嗅覚がいい犬たちは、匂いを嗅ぐことで他の犬や人の存在を確認して毎日を過ごしています!
また、食べ物の匂いをいまいち感じることができなければ、子犬や老犬では思った以上に食欲がガクンと落ちることがあり、成長や体重の維持に影響してしまいます!
鼻づまりによって犬は大きく生活の質を落とします!
時には鼻づまりの原因となっている病気が進行してしまうこともあるため、もしも鼻づまりの症状を見つけたら、まずは原因追求としての診察を受けましょう!
鼻づまりの治療法
鼻づまりを治したい!と思ったら、まずは何が原因で引き起こされているか考える必要があります!
呼吸が苦しそうだったり、鼻から分泌物が出ていれば、動物病院では肺や気管に異常がないか、鼻の中に明らかにわかる異物が見えないかを知るために、
・身体検査、聴診
・レントゲン検査
・(症状の程度に合わせて)血液検査
などを行うことが多いでしょう!
その上で一過性の鼻の炎症と判断されれば、ネブライザー(薬剤を蒸気にして鼻から吸入)や、抗生剤・抗炎症剤などの投薬を行うことがあります!
また、鼻の中に植物などの異物を見つけた場合は、それを除去しない限り鼻の症状が治まらないので異物の摘出処置を行います!
歯周病を疑う場合には麻酔をかけての歯科処置を行って状況を把握しなければいけません!
鼻づまりやくしゃみ、鼻出血が続く時には腫瘍も疑ってCT検査などのより複雑な精密検査に進むこともあります。
いずれにしても早い段階で獣医師に治療してもらうことが大切なので、気になったことがあれば早めに相談してみましょう!
鼻づまりも愛犬の不調のサイン!
たとえ鼻水と言えど、呼吸がしづらいということは毎日を過ごす上で愛犬にとってとても辛い症状です!
時にはくしゃみのし過ぎでどんどん鼻の粘膜が傷ついてしまい、治るまで時間がかかった…という例もあります。
食欲の減少や嘔吐・下痢など、目に見えて「早く病院へ!」と思わせるほどではなかった場合、ついつい愛犬の様子を見がちなのが鼻づまりです!
「実はもっと早く対処してあげれば治りも早かった!」と後になって後悔しないよう、鼻づまりも愛犬の不調のサインだと思って、早めに対処してあげることを心がけてみてくださいね!
以上、
「犬の鼻づまりの症状一覧!早期発見で対処していきましょう♪」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!