犬のオシッコって、実は健康のバロメーターだったって知っていましたか?
つまり、いつもと違って、異変を感じたら危険ということでもあります!
それでは一体、どんな症状があってどのタイミングで病院へ行けばよいのでしょうか?
詳しく紹介していきます!
Contents
正常なオシッコの状態とは
オシッコの異変に気付くためには、正常なオシッコの状態を知っておく必要があります!
それでは一体、どのようなおしっこの状態が正常なのでしょうか?
色
正常なオシッコの色は、黄色です!
そのため、色が薄かったり、濃すぎたりする場合は、なんらかの病気が関係している可能性があります!
回数
- 子犬
子犬の場合、膀胱の機能が未発達でオシッコをためる容量が少ないため、1日あたり平均して6回はオシッコが出ます! - 成犬
膀胱の機能が発達することで、おしっこをためることができるようになります。その結果、平均して1日に3~5回のオシッコが出ます! - シニア犬
基本的なオシッコの回数としては成犬期と変わりませんが、腎機能や肝機能が低下すると回数が増えます。また、おもらししてしまうこともあります。
量
オシッコの量は、個体差により異なるため、まずは通常どれくらい出るかを把握しておきましょう!
ペットシーツを使用していれば、1度にどれくらいの面積が濡れるか分かるため尿量を知るのに役立ちます♪
オシッコで分かる病気とは
それでは、正常なおしっこではない場合、一体どんな病気の可能性があるのでしょうか?
ここでは、尿の状態から考えられる病気を紹介していきます!
結石症
膀胱内にストルバイトやシュウ酸カルシウムなどの結石が溜まることで、排尿に異常が生じる病気です!
血尿が続く・量が少なく回数が多いなどの症状が投薬しても改善しない場合は、結石の可能性ががあるため、手術で結石を取り除く必要があります!
細菌性膀胱炎
細菌性膀胱炎に感染すると、膀胱の痛みから血尿・頻尿といった症状が出ます!
そのため、おしっこの回数は多いけれど、1回あたりの量が少量のため、異変にも気付きやすいです!
慢性腎臓病
主に、シニア期に入ると起きやすい病気です!
腎臓は、加齢とともに腎機能が失われることで発症する病気ですが、残念なことに一度失われた腎機能を回復することはできません!
そのため、腎機能低下の進行を抑えるしか治療法がないのです!
ちなみに、慢性腎臓病を発症すると、多飲・多尿の症状がある他、オシッコの色も薄くなります!
ただし、症状が現れる頃には、病気も進行していることがほとんどです!
早期発見・早期治療が延命に繋がる病気なので、シニア期になったら定期検査を受けることをおすすめします!
糖尿病
糖尿病になると、私たち人間と同じように多飲・多尿になるため、自然と尿の色が薄くなり1回あたりの量も増えます!
また、食欲はあるのに体重が減るといった症状も出ます!
ちなみに、糖尿病を発症すると、私たち人間と同じようにインスリンの投与が必要になります!
異変を感じたらすぐに病院へ行こう!
ここまで説明した通り、おしっこの異変は病気のサインでもあります!
また、異変をそのまま放置してしまうと、病気が進行し結果として寿命を縮めてしまうことにも繋がりかねません!
そのため、異変を感じたらすぐに病院へ行くのはもちろん、定期的に健康診断をすることをおすすめします!
定期的な健康診断で血液検査をしていれば、病気が初期の段階で気づくこともできますし、延命治療も可能になります!
愛犬の寿命を延ばすことができるかどうかは、飼い主さんの【気付き】次第です!
そのためには、愛犬のちょっとした異変に気付くために、日々のおしっこの状態を把握しておくことです!
そうすることで、愛犬の寿命を延ばしてあげることもできるでしょう♪
以上、
「犬のオシッコの回数が多いし色も薄い!病院に行くタイミングは?」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!