犬に寄生するノミやダニ…、外にお散歩に行く犬は注意が必要だと聞くけれど、
ノミやダニって一年中活動しているの?
ノミやダニが愛犬の身体にいたらどうなるの?
そんな気になるノミやダニについて解説していきます!

 
 

 

ノミやダニの活動時期を知ろう!


 
ノミやダニには、活動時期というものがあります!
そのため、ノミやダニの活動時期を知っておく必要がります!
 
 

ノミの活動時期

ノミは、基本的に気温が13℃以下になると活動ができません!

そのため、ノミが活動する時期は春から秋にかけてで、最も活動するのは夏から秋頃です。

 

ちなみに、ノミの繁殖力は非常に高く、産卵直前のメスノミが10匹いたとしたら、1ヵ月後には2000匹に増えてしまうそうです!

 

ノミは、気温が13℃以上で暗く湿度がある場所を好みます!
当然ながら外でも生活をしているため、散歩で草むらを通ったりすると、ノミが寄生していることもあります。
 
 

ダニの活動時期

ダニもノミ同様に気温が13℃を超えると活動を始めます。

そのため、春から夏にかけて最も活動をするのですが、ダニも繁殖力が強いため、夏から秋の繁殖期は最も危険な時期と言えます!
 
 

ダニも、草むらや林など気が生い茂っている場所に好んで生息しており、暖かい温度を感知するとそこをめがけて寄生します!
 
 

 

ノミやダニに刺されるとどうなる?


 
それでは、ノミやダニに寄生し刺されてしまったら、一体どのような症状がでるのでしょうか?
 
それぞれを、紹介していきます!
 
 

ノミの場合

犬や猫に寄生する【ネコノミ】、刺されると以下のような症状を発症します!
 
 

アレルギー性皮膚炎

犬や猫に寄生するネコノミは、刺す時に出す唾液や糞がアレルゲンとなり免疫反応が起こることでアレルギー症状を起こします!

ノミが好んで生息する場所はお尻付近で、刺されることで強い痒みを感じます。
刺される数が少なければ症状は軽いですが、大量のノミに刺されると、症状は更に悪化し、脱毛や発疹などの症状が出て、皮膚炎が悪化してしまいます!

また、強い痒みから前肢で掻いたり歯で噛むことで被害が拡大し、二次感染(細菌感染を)を起こすこともあります!

 

瓜実条虫

瓜実条虫の幼虫がノミの体内に寄生し、犬が何かしらのタイミングで寄生したノミを飲み込んでしまうことで、犬の腸管内で成虫に孵化してしまいます!

 

ノミを介して瓜実条虫が寄生することで、1番ひどい症状ともいえるのが、ノミに刺された痒みだけでなく瓜実条虫が原因の嘔吐・下痢・食欲不振・体重減少などの症状が出ることです!
 
 

ダニの場合

ダニと言っても、ダニにも種類がたくさんあるのですが、特に危険なのが【マダニ】です!

マダニに刺されると以下のような症状を発症します!

 

アレルギー性皮膚炎

ノミと同様で、マダニが刺す時に出す唾液がアレルゲンとなることで、強い痒みなどのアレルギー症状を発症します!

 

貧血

え?マダニに刺されただけで貧血するの?!と思ってしまいがちですが、するんです!

 

もちろん、大量のマダニに刺された場合ですが、1回に5mlの血を吸うマダニがたくさんいれば、血液はどんどん奪われてしまいます!
 
その結果、貧血を起こしてしまうのです!
 

その他の感染症

マダニに刺されることで、マダニ媒介感染症を発症し、最もひどいとされる症状を引き起こすことがあります!

 

バベシア症

高熱・貧血・血尿などの症状が出ます。悪化すると、肝臓・腎臓の機能障害を起こすことも!

ライム病

人獣共通感染症の1つです!

発症することは稀ですが、食欲不振・発熱・起立不要などの症状が急性症状として現れます!

エールリヒア病

8~20日間の潜伏期間を経た後、リンパ節腫脹・肝肥大・体重減少・鼻血などの症状を発症し、慢性気になると発熱・網膜出血・前眼房出血などの症状が見られるようになります!

 

ノミもダニも、どちらもひどい症状を引き起こしますが、マダニはマダニ媒介感染症を保菌していることがあるため、とても危険であることが分かりましたね!
 
 

 

ノミやダニの寄生を予防するためには


 
ノミやダニに刺されると、ただ痒いだけでなく二次感染が起こることも分かりました!

 

ノミやダニを予防するためには、活動時期である5月~12月までの間に、毎月駆虫薬を投与することで予防が可能になります♪

 

駆虫薬には、チュアブルタイプのおやつもあれば、首に垂らすタイプもあります。

チュアブルタイプのものは、食べてくれない犬もいるので、そういった場合に首に垂らすタイプは役立ちますよ♪

 

また、駆虫薬は動物病院で購入することができる(検査不要)ので、外に出る機会がある犬の場合がは駆虫薬を投与することをおすすめします!
 
 

まとめ

 
 
いかがだったでしょうか?
 
 
 
ノミやダニに刺されると、時にとても危険な症状を発症することが分かりました!
ただし、ノミやダニは駆虫薬で予防することができるため、活動期にはしっかりと予防することをおすすめします!
 
 
 
以上、
「犬のノミダニの発生しやすい時期っていつ?一番ひどい時の症状って?」でした!
 
本日もお読みいただきありがとうございました!
 
 
 
 
 
 
 
 

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