そういえば最近、寝ている時間が多くなったような気がする…
声を掛けてもすぐに起きてこないし、これって老化?
いいえ!老化と決めつけてしまうのは間違いです!
場合によっては、病院に行った方が良いこともあるんです!
ここでは犬の睡眠時間について詳しく解説していきます!
Contents
犬ってどれくらい寝るもの?
私たちの場合、睡眠時間は6~8時間(成人)が必要とされており、それを下回ると寝不足になります!
それでは、犬の場合はどうなのでしょうか?
一般的には、12~18時間程度と言われておりますが、ライフステージによっても差があります!
それでは、ライフステージ毎に見ていきましょう!
- 子犬期(~1歳)18~19時間程
- 成犬期(1歳~7歳)12~15時間程
- シニア期(7歳~)18~19時間程
成犬期に比べると、子犬期とシニア期は睡眠時間が長いんです!
つまり、犬は1日の大半を寝て過ごしていることになるんですね♪
睡眠のサイクルを知ろう!
それでは、なぜこんなにも犬の睡眠時間って長いのでしょうか?
これには、私たちと同じ睡眠サイクル【レム睡眠】と【ノンレム睡眠】が関係していたのです!
それでは、まずはレム睡眠とノンレム睡眠の違いを説明していきます!
レム睡眠
浅い眠りで、脳は起きている状態の睡眠です!
手足や目が動いたり、ちょっとした物音で目覚めるときは、レム睡眠のことが多いです!
わんちゃんが寝ている時にピクピクッって手足が動くときってありますよね?
あれは、レム睡眠の状態だからなんです!
なので、ピクッとしたとしても問題ないので安心してくださいね♪
ちなみに、犬の場合は眠っている間の8割がレム睡眠と言われています!
ノンレム睡眠
体も脳も眠り、呼吸も穏やかになります。
ノンレム睡眠の間は、深い眠りに入っているので、ちょっとした音でも起きません!
これは一日の睡眠の中でも2割しかない貴重なノンレム睡眠の時間なのです!
ちなみに、私たちの場合は90分毎にこの睡眠サイクルを繰り返していますが、犬は圧倒的にレム睡眠の方が長いため、より多くの睡眠時間が必要になるのです!
犬の睡眠時間が長くなる原因
年齢によって睡眠時間が違い、睡眠のサイクルも私たちとは異なることが分かりましたが、
それでも寝すぎではないか?って思うことはありませんか?
ここでは、睡眠時間が長くなる原因を探っていきます!
老化によるもの
シニア期を迎えると、どうしても寝ている時間が長くなったり、動きがゆっくりになったりと、子犬期や成犬期とは明らかに違う行動を取るようになります!
動くことがおっくうになるので、中にはご飯やトイレ以外は寝て過ごす子もいるくらいです!
しかし、老化は防ぐことができないので、できるだけ心地よく眠れる環境を作ってあげることが大切です!
ストレスによるもの
環境の変化などが原因でストレスを感じると、疲労が増し睡眠時間が長くなることがあります。まずは、ストレスの原因を取り除いてあげることが大切です!
病気によるもの
老化・ストレスが原因の場合、自宅での対策が可能ですが、病気が原因の場合は動物病院での治療が必要になります!
睡眠時間が最近増えて気がする…
なんだか、調子があまり良くない…
睡眠時間以外にも症状があった場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください!
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが低下する病気で、甲状腺ホルモンの働きが弱まることで、代謝が悪くなり元気がない・すぐに疲れる・寝ている時間が増えるといった症状が出てくるのです。
関節痛など体の痛み
体に痛みがある時って、あまり動きたくはないですよね?
抱きかかえた時や歩く時などに、キャンッ!と痛そうな声を出したり、歩き方がぎこちない場合は、体に痛みがある可能性があります。
糖尿病
糖尿病を発症すると、多飲・多尿の他に疲れやすくなるという症状が出ます!
そうすると、寝ている時間が増えなんだか怠そうに見えます!
まとめ
いかがだったでしょうか?
犬の睡眠時間が長い理由が分かりましたが、平均よりも長い場合はあまり良い状態ではないということも分かりましたね!
まだ若いのに睡眠時間が長い…
最近、急に睡眠時間が長くなった気がする…
思い当たるストレスがないのに睡眠時間が長い場合は要注意!
病気が潜んでいる可能性もあります!
もちろん質のいい睡眠をさせてあげることも大切なので、日頃から安心して眠れる環境や時間を作ってあげましょう♪
以上、
「最近、犬の寝る時間が長い!場合によっては病院に行った方が良いです!」でした!
本日もお読みいただきありがとうございました!