愛犬のカットはトリミングサロンにと思う飼い主さんは多いはず!

しかし自宅トリミングができるようになると、わんちゃんと飼い主さんそれぞれにトリミングサロンで行うものとは別のメリットも生まれます。

そこで今回は、お家トリミングのコツや準備物をご紹介します!

お家でシャンプー・カットをするメリット

愛犬の足元を洗ったり、ブラッシングをしたりと、普段のお手入れを丁寧に行っている飼い主さんは多いですよね。

しかし、トリミングサロンで全身のシャンプー・カットをするまでの間に、「ちょっと伸びてきてしまったな…」「これくらいなら自分でカットしてしまいたいけど…」と思ったことがある人もいるかもしれません!

お家でのシャンプーに加えて、飼い主さんが毛のカットまでできれば、

● 高齢や病気が理由でトリミングサロンに行きづらくなっても、自宅でこまめにお手入れできる
● 怖がりや神経質な愛犬にとって、よく知る飼い主さんに触れてもらえる安心感がある
● 伸びきる前のこまめなカットでトリミングサロンに行く間隔を伸ばすことができる
● 愛犬の皮膚や被毛をよく観察しながら行うため、健康チェックも兼ねることができる

といったメリットを生むこともできるのです!

もちろんプロのトリマーに比べると、多彩なカットスタイルや完璧な仕上がりにすることは難しいでしょう。

しかし、足周りやお腹周り、目元やお尻周りなど、汚れやすい部分を中心とした部分的なカット方法だけでも知っておけば、わざわざトリミングサロンに予約を取って何週間も先まで待たなくても、愛犬のお手入れは叶うのです!

お家トリミングで準備しておくもの

お家でトリミングを始める前に、まずはわんちゃんのトリミングに必要な準備物を確認してそろえておきましょう!

ブラッシングをする時の道具

・コーム(毛の流れを整える櫛型のもの)
・スリッカーブラシ(もつれをほどきやすい細いピンがくの字に並んだもの)
・獣毛ブラシ(毛づやをアップさせる豚毛などを使用したもの)
(毛質によって)ブラッシングスプレー(ブラシの通りを良くする)

カットは毛先をそろえながら行うため、各種ブラシ類は必須のアイテムです!

コームは目の細い面とやや粗い面が両端にそろっているものを選びましょう。

手に入りやすく一般的なものはステンレス製ですが、静電気防止効果もありプロ仕様のものを求めたければテフロン製のものもあります!

スリッカーブラシはソフトタイプとハードタイプがありますが、使い慣れないうちはピンが柔らかいソフトタイプから使い始めると良いですね!

獣毛ブラシを購入するかどうかはわんちゃんの毛質にもよりますが、ストレートの長毛が美しい犬種などは仕上げに使うことで毛質をアップさせることにもつながるため、必要に応じて準備してください!

シャンプーをする時の道具

・犬用シャンプー
・犬用コンディショナー
・ドライヤー
・吸水タオル
・犬用バスタブ

「カットをするのにシャンプーも?」と思ってしまいがちですが、広範囲の愛犬の毛を毛先のそろったキレイなカットスタイルに仕上げるには、カット前のシャンプーが必要です!

毛が絡まっていたり、汚れでゴワゴワとしているのにハサミやバリカンを入れようとしても、なかなかうまく刃先が入らず毛もそろいません。

汚れのない1本1本キレイな毛をカットするために、わんちゃんの皮膚に合うシャンプー剤、保湿効果や被毛のツヤをアップさせる好みのコンディショナーを選び、準備しておきましょう!

シャワーが体に当たる感覚が苦手な子は、犬用バスタブにつけるようにして洗っても良いですし、カット前に体を乾かす時間を短くするためのスポンジ製の吸水タオルも、あれば便利なアイテムです!

カットをする時の道具

・カットハサミ
・すきバサミ
・ペット用バリカン
・バリカンの替え刃
(あれば)トリミングテーブル

毛のカットをキレイに仕上げるためには、文房具として使う普通のハサミでなくトリミング用のハサミを用意しましょう!

刃の作りが異なるため、普通のハサミでは毛がそろわず段々になって失敗しがちです。

すきバサミもあると、被毛全体の長さはそのままにボリュームだけ減らしたり、長さを少しずつ短く調節しながら切りやすいため、初心者の方にはぴったりです!

バリカンは、全体を広く刈ることができ、刃先の種類が豊富で大きな通常のバリカンと、刃先が小さく足の裏や肛門周りなど細かいところを刈るのに向いているミニバリカンがあります。

全身を短く刈ることがないのであれば、ミニバリカンが1つあるだけで意外と事足りますよ!

バリカンで一定の長さに刈っていく場合は、3ミリ、5ミリ、9ミリなど、残す毛の長さに合わせてバリカンの替え刃を準備しておいてください。

数字が小さいほど仕上がりは短く、大きいほど毛は長く残ります!

カットの流れとポイント

トリミングは、「ブラッシング」「シャンプー」「カット」の流れが基本です!

ブラッシングで丁寧に被毛のもつれやムダ毛、毛玉を除去し、シャンプーで皮脂汚れなどをキレイにできたら、ブラシをかけながらドライング(乾燥)をしましょう。

その後カットに必要なものが準備できたら、さっそく愛犬の毛を整えていきましょう!

初心者は足周りのカットから

初めて愛犬のカットにチャレンジする時は、
● 足の裏の肉球にかかっている毛
● 足周りの伸びすぎた毛

を整えることから練習してみましょう!

肉球にかかっている毛も、長すぎて地面に足を着いた時に肉球との間に挟み込んでしまう足周りの毛も、放置していると床で滑って転倒したり、お散歩後の足周りの汚れやすさにつながってしまいます!

足の裏を整える時は、トリミングテーブルか、自宅の小さめの机などに滑り止めシートなどを敷いた上で愛犬を置き、愛犬の体を脇に抱え込むようにして愛犬の動きを抑えます。

その後、肉球がよく見えるように足を後ろの方向に軽く曲げ、肉球にかかっている部分の毛をミニバリカンで少しずつ刈っていってください!

この時、ミニバリカンは肉球と平行に動かしましょう

慣れてくれば肉球を広げて間の毛も刈った方がスッキリとしますが、慣れないうちは肉球表面にかかっている分だけ刈ればOKです!

足周りの毛は、地面に足がついた時に毛を踏んでしまわない程度に、コームで伸ばした時にはみ出してくる余分な長さの毛を、地面と平行になるようにハサミでカットするとキレイに見えます!

足の輪郭に沿って丸くカットしていくと可愛らしい足先になりますよ!

胴体はバリカンとハサミを駆使して

胴体の毛を整える時には、バリカンで一気に広範囲を刈っていく方法や、ボリュームや長さはそのままにハサミで少しずつはみ出した毛を整えていく方法などがあります!

わんちゃんの皮膚の状態や体質によっては、毛を短くカットするためにバリカンを使うことで「バリカン負け」と呼ばれる皮膚の赤みや痒みを生み出してしまうこともあるので様子を確認しながら行いましょう!

体の中心部分をカットする時の基本は、コームで毛の流れを整えながら、希望の長さまでバリカンかハサミで短くしていくだけです。

この時、基本的には
● 首元からお尻に向かって
● 毛の流れに沿って

道具を動かしていきますが、ハサミを使う時には刃先を外側に向けて、愛犬の皮膚に向かわないように注意してください!

お腹側を短く刈る時は、愛犬の両手を掴んで優しく立たせ、バリカンが乳首や陰茎に当たらないように注意しながら、胸元やお腹の中心から下方向に向かってかけていきます!

胴体部分の理想の長さを決めるために少しずつ整えたいという時には、すきバサミを使うと失敗が少ないでしょう。

また、バリカンで全体を広く刈った後は、コームで毛を伸ばして刈り残した部分をハサミで整えるようにすると、より仕上がりがきれいになりますよ!

顔周りはとっさの動きに備えて慎重に

目の周りや口元の毛が伸びると、眼球を刺激してしまったり、飲水時やご飯の時に汚れがこびりつきやすいため、すっきりとさせておきましょう!

また、耳の飾り毛を整えたり、あえて丸くなるようにカットしたり工夫を施すと、愛犬の雰囲気をガラリと変えることができます!

ただし、顔周りは愛犬がとっさに動いた時にハサミやバリカンの先端が当たり、大ケガにつながることもあるため慎重に行ってあげてください。

目にかかる毛は、目頭部分の毛をコームで逆立てるように立たせ、ハサミを寝かせて目頭にくっつけながら、ハサミの中頃でカットします。

目の上部分はすきバサミを使うと、直線状の切り口にならず自然な仕上がりになるためおすすめです!

ちなみに目の周りをカットする時は、顔が動かないように顎の下の皮膚をつまむように持って行いましょう!

耳周りの毛を縁に沿ってカットする場合は、耳と皮膚の境目を先に確認してから、ハサミを入れるようにしてくださいね!

セルフカット中のケガや事故に注意して

愛犬を可愛く整えようと夢中になるあまり、最初の頃は手元ばかりについ集中してしまいがちです。

しかし、愛犬の様子に気を配っていないと、乗せていた台から飛び降りてしまったり、愛犬の動きに気づかずバリカンやハサミで皮膚を切ってしまう事故が起こりかねません!

愛犬のお手入れは安全に終えてこそ成功と言えます。

カットを行う時には、愛犬に優しく声をかけたり、時には休憩を挟んであげながら行ってあげてください。
 

 

以上、
「犬を自宅でカットする方法について!カットのコツや準備するものとは?」でした!

本日もお読みいただきありがとうございました!